『妻のトリセツ』(講談社+α新書)。ご存知の方も多いかと思います。AI研究の過程で人間の脳のコミュニケーションパターンの違い、とくに男女のコミュニケーション文脈の違いに気づかれた黒川伊保子先生が、一般向けに分かりやすく解説した本としてヒットを続けています。一足先にヒットした『女の機嫌の直し方』(集英社インターナショナル新書)の映画化でも今年話題を集めましたね。

その黒川先生に、ユニアデックスのITセキュリティー専門サイト「ITセキュリティーアネックス」がインタビューしに行くということで、NexTalkの編集部も同行させていただきました。

何故、ITセキュリティー専門サイトが黒川先生に?
人間の脳のコミュニケーションパターンを熟知されている先生に、組織の脆弱性の克服、組織の風通しをよくするヒントを伺いに行ったのでした。ITを駆使する以前に、人と人の関係性がセキュリティー上、大きなリスクになりえますからね。

もうひとつ。編集部としてはミーハーな気分もあって伺ったのでした。『妻のトリセツ』以前に『ヒトは7年で脱皮する 近未来を予測する脳科学』(朝日新書)という本をたまたま筆者が読んでいて、大変感銘を受けていたのです。

この本では、世の中の流行と人間の脳が持つ特性との関係性をズバリと説いています。
いわく、人の脳にはレセプターという一種のフラッシュメモリー(超短期記憶の収納場所)があり、ほとんどの人類は7つのレセプターを持つ。これに端を発し、人は7年で物事に飽き、人の集合体である大衆の感性は7×4の28年で180度転換する。そして56年で元に戻り、そのサイクルを続ける。大衆感性は大きく言うと「アナログ期」と「デジタル期」に分類される。etc...

そのひとつの例として、車の丸みのあるデザインと角ばったデザインの変遷などを挙げています。それは単純に60年代は丸みがあるデザインで、70年代は角ばったデザインで、というようなことではなく、1985年に角ばったデザインのピークを迎え、7年後の1992年で収束し、1993年から丸みを帯び始め、2002年から2003年にかけて丸みがピークを迎える・・・といった洞察にとんだ分析ばかり。それを、女子のアイラインやファッションデザイン、お菓子の食感の流行にまで当てはめていて、そのどれも腑に落ちるものばかり、企業のマーケティングにも参考になる内容でした。

筆者は、この理論をいたく気に入り、ここはぜひお会いして、とある質問をぶつけてみたいと思っていました。それは、

本で紹介されていた例は、ホワイトサイドの例ばかり。ダークサイド、つまり悪の商品化にこの理論を当てはめると、今後のITにおけるセキュリティーの脅威はどのようになっていくのか?

この質問に対する先生の回答は非常に興味深いものでしたが、それはぜひ「ITセキュリティーアネックス」で記事をご覧ください。軽いヒントをいうと「デジタル期の刑事ドラマでは、やけに爆破シーンが多く、時に犯人の名前さえなく単に爆破犯とか凶悪犯として描かれがち。一方、アナログ期は犯人側の事情や心情、ストーリーなども重要視したつくりになりがち。現在は、デジタル期に移行している」・・・ということは?

ITセキュリティーアネックスでの黒川先生のインタビュー記事はこちら>>  サイン入り著書のプレゼント情報もありますよ。♪

画像: インタビュー終了後に記念撮影に応じていただきました。黒川先生、ありがとうございました!

インタビュー終了後に記念撮影に応じていただきました。黒川先生、ありがとうございました!

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