豊洲市場の片隅にある銀鱗(ぎんりん)文庫で開催中の版画展「TSUKIJI築地百景 -α」(2021年2月15日まで ※変更される場合があります)をご紹介します。
版画家の山本温さんが、閉場間際の築地市場の喫茶店「岩田」で3カ月間働き、その間に撮り溜めた写真をもとに制作した木版画約20点を展示しています。
仲卸店舗や飲食店、建物や行き交うターレ、人物などを表現しており、懐かしい築地の風景が甦ります。
先日、NexTalkは連載中の「トヨスの人」の取材で豊洲市場の銀鱗文庫を訪れました。市場の内側を垣間見ることができる貴重な資料がずらりと並ぶ資料室です。この場所を運営する築地魚市場銀鱗会の事務局長 福地享子さんにインタビューした際に、山本さんに出会ったのです。
場内を部外者が気軽に歩いて写真を撮る事は難しく、山本さんは、初対面だった福地さんのアドバイスにより、場内に「潜った」のだそうです。内側にいる人間の視点ならではの雰囲気を持つこれらの作品は、昨年11月に三越の展覧会で展示したもので、木版画のほかに絵葉書、カレンダー、トートバッグの販売もあるとのことです。
【展示場所】 | 豊洲市場7街区管理施設棟3階「銀鱗文庫」 |
【展示日時】 | 市場開市日 午前10時から午後2時まで |
【料 金】 | 無料 |
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