豊洲市場にある小さな資料室「銀鱗文庫」の守り人:「トヨスの人」第7回(2021年2月9日号)
豊洲市場で働く人も一般の来場者も、ふらりと訪れてはつい長居してしまう場所があります。そこは、市場内の小さな資料室 「銀鱗(ぎんりん)文庫」。中央卸売市場の歴史がわかる資料や、魚、水産物に関する本が並んでいます。ミニギャラリーでは、市場ならではの絵や写真の展示が。普段、足を踏み入れることがかなわない(でも実は気になる)市場の内側を垣間見ることができる貴重な資料室です。そして、銀鱗文庫にこの人あり! 「トヨスの人」第7回は、築地魚市場銀鱗会の事務局長、福地享子さんにインタビュー。仲卸の世界に飛び込んでからの、福地さんの波乱万丈なエピソードをお聞きしました。
福地さん これは「大福帳」です。江...