日本の伝統工芸を生かしさまざまな生活雑貨を展開している中川政七商店。表参道店は、青山通りから路地を入り奥まった閑静な場所にあります。1Fのお店は天井が高く、広々とした空間に商品がテーマごとに見やすく並べられています。喧騒から逃れ、ゆっくりとお買い物ができるような心遣いがサスガです!表参道店は東京事務所でもあり、CDOの緒方 恵様のインタビューはこちらでさせていただきました。本編掲載は8月号を予定しておりますが、今回は、インタビュー模様をお届けします。
1716年に奈良で創業され300年の歴史を持つ老舗商店は、今では、主要都市をはじめとして50店舗以上を構え、さまざまな世代に大人気のお店です。広報さんにご案内いただき2Fへ。壁に2016年に創業300年を迎えられた記念のプレートが飾られていました。300年前です!徳川時代までさかのぼり、歴史の深さにあらためて敬服。
現社長でおられる13代目 中川政七様の右腕であり、時には忌憚のない意見を交わし、誰よりも中川政七商店のファンであろうと思っている緒方様。前職は、東急ハンズで商品バイヤーとECサイトやデジタルマーケティング、SNSなどIT面の事業を一手にご担当されていました。以前から注目されていた中川政七社長と出会うことができ、次なるステップアップのため、2016年に入社されました。デジタルに関わる全ての事業を任せられ、301年目のスタートを切った現在、新規事業の立ち上げやWebサイトの統合に向けて、日々まい進されています。
緒方様は、入社から1年ほどですが、デジタル化について社内の課題とその解決方法や今後取り組むべきことがきっちり整理され、理路整然と語られました。Webサイト「さんち~工芸と探訪~」という新規ビジネスをたった3ヵ月で立ち上げるなど、すばやく着実に結果をだされています。
それは、なぜ?「組織のカベがないから」。
なぜカベがないのでしょう?「日本の工芸を元気にする」というビジョンが、しっかり根付いているから。明快です!
8月号の本編では、緒方様のデジタル戦略や老舗商店ならでは魅力、社内にビジョンが浸透している理由、今後挑戦されたいことから日本の工芸との関わりについて、掘り下げていきます。お楽しみに!
本編(8/8)号では、読者会員限定プレゼント企画があるかも!?