創業301年目の挑戦―プロフェッショナルから学ぶ「仕事の心」第10回(2017年8月8日号)
2016年に創業300周年を迎えた中川政七商店。手紡ぎ手織りの奈良晒(さらし)を扱ってきた同社は、13代目社長の就任後、伝統工芸をベースとする生活雑貨の製造小売業に業態転換をしました。その13代目社長の想いに共感し、2016年に東急ハンズのオムニチャネル部門から同社に転身したのが緒方恵氏です。CDO(最高デジタル責任者)としてデジタル化を進める緒方氏に、同社のビジョンと取り組みを聞きました。
「何をやるか」よりも「誰とやるか」
―緒方さんは、2005年から11年間、東急ハンズの小売部門、オムニチャネル部門で活躍してこられました。中川政七商店に転身したのは何がきっかけだったのでしょうか。
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