ユニアデックスの本社がある東京・豊洲界隈のランチスポットをご紹介する『トヨメシ』。第4回にご登場いただくのは、豊洲駅前で26年間営業を続けてきた「飲み食い処 福田家」。手間ひまかけた料理、築地での仕入れなど、同店ならではのこだわりについてご主人にうかがいました。

豊洲駅前で開業し、今年で26年

画像: 遠くからでも目立つ看板です!

遠くからでも目立つ看板です!

東京メトロ有楽町線豊洲駅4番出口を出てすぐ、交差点に面したビルの2階にあるのが「飲み食い処 福田家 豊洲店」。エレベーターで2階へ上がると、味のあるのれんが出迎えてくれます。

もともとは、ご主人・福田さんのお父さまが門前仲町で開いた料理店が始まり。本店はお兄さまが継ぎ、福田さんが支店として豊洲の福田家を開業しました。

「父は経営者であって板前ではなかったので、本店の職人さんたちのもとで、洗い場、仕入れ、料理の基本から接客に至るまで修行しました。その後、他店での経験などを経て、自分なりの工夫をしながら26年間、豊洲店を営んできました」

築地通いで培った目で、旬の素材を吟味

画像: 築地通いで培った目で、旬の素材を吟味

そんなご主人のこだわりは、仕入れ、自家製、日本酒。昔から身近な存在、という築地市場には毎日足を運んでいるといいます。

「旬を感じながら魚介類に触れているうちに、鮮度の見分け方や相場などが分かるようになってきました。仲買いさんとはよく話をしますが、日々の信頼関係があるからこそ、いい取引ができるのだと思います」

なかでもこだわっているのは、「まぐろは生しか仕入れない」ということ。冷凍モノとは味がまったく違うのだそうです。

「秋から冬は青森、春先から夏にかけては銚子や下田、さらには紀州や長崎、能登など、季節によって獲れるエリアが異なりますが、一年中いつでも満足していただけるよう吟味して仕入れています。まぐろの旨みを、ランチでも夜でも、ぜひ刺身で味わっていただきたいですね」

そんなふうに築地で仕入れた魚介をいち早く食べられるのが、同店のランチ。ランチタイムは100席以上ある店内が満席になるほど盛況です。

新鮮な刺身や気の利いた小鉢がうれしいランチ

ランチは定食が中心で、刺身や焼き魚、目玉焼きがのった自家製ハンバーグ、パワー満点の豚キムチなどが人気。数量限定の刺身を食べたい常連さんは、早めに訪れるのだとか。旬の素材が入荷した場合は、日替わりでカキフライやアジフライなどを出すこともあるというから、通ってしまう人が多いのもうなずけます。

旬の野菜の煮物など、小鉢もすべて自家製です。ごはんのおかずになる筑前煮など、おふくろの味のような小鉢があるとお客さまも喜んでくださいますね」

画像: 「旬の刺身 得盛定食」刺身がこんなに載って950円! この日は、まぐろ、ホタルイカ、とり貝、たこ、イカ、サーモン、かんぱち。旬の魚介は日替わりで。

「旬の刺身 得盛定食」刺身がこんなに載って950円! この日は、まぐろ、ホタルイカ、とり貝、たこ、イカ、サーモン、かんぱち。旬の魚介は日替わりで。

画像: 「焼き魚と小鉢定食」(900円)。この日は脂ののったサバ。小鉢は筍と蕗の土佐煮。朝仕入れたばかりの筍は米ぬかでしっかりアクを抜き、蕗は板摺りしてからだしで煮たのだとか。芯までだしがよく染みていてほっとする味。

「焼き魚と小鉢定食」(900円)。この日は脂ののったサバ。小鉢は筍と蕗の土佐煮。朝仕入れたばかりの筍は米ぬかでしっかりアクを抜き、蕗は板摺りしてからだしで煮たのだとか。芯までだしがよく染みていてほっとする味。

さらに同店では、料理のベースになるだしはもちろんのこと、たれやデミグラスソース、ドレッシングなども手作りにこだわっています。たとえば、ランチで人気の「鶏の唐揚げとコロッケ」(900円)は、唐揚げにかける自家製ねぎ醤油ソースが評判。また、夜のメニューの、自家製ゴマドレッシングが美味しい「福田家海鮮サラダ」、テンメンジャンのコクと甘みが絶妙な自家製肉みそをかけたジャージャー麺など、料理の随所にご主人のこだわりが詰まっています。

「昔は板前がりんごを擦ったり、野菜をこまかくしたりしてブレンドして作るのが当たり前でした。最近は美味しい既製品も増えましたが、自家製にはかなわないはず。ランチの価格の中で、ボリュームであったり、味であったり、ちょっとしたサプライズをご提供したいんです。だから、できる限り細部にまで手をかけて、作り手の気持ちを込めることが大切だと思っています」

いつでも基本を忘れず、人間味のあるサービスを

画像: 店内は、2つのコーナーに分かれています。どちらも日当たりが良く、ランチ時は明るい雰囲気。

店内は、2つのコーナーに分かれています。どちらも日当たりが良く、ランチ時は明るい雰囲気。

夜のメニューは、刺身や焼き鳥など、お酒とともに楽しめる料理が揃っています。店内には個室や半個室があり、50名までの貸し切りも可能です。ひときわ目を引くのは、壁に貼られた日本酒のラベルの数々。

“福田家らしさ”を考えたときに、私自身も興味があった日本酒を個性として打ち出そうと思いました。最近は若い杜氏が増えて日本酒の味わいも多様になっています。初心者でも楽しみやすいお酒もありますよ。日本酒は奥が深いですが、つまみや料理に合うお酒の説明をしながらお客さまと会話するのは楽しいものですね」

各地の地酒をみずから買い付け、希少な日本酒も揃えているというご主人。近隣にチェーン店が増えるなか、こうしたこだわりは個人店ならではの魅力といえるでしょう。

「豊洲に毎日いると、変化をひしひしと感じます。でも、街や時代が移り変わっても、お客さまに喜んでいただくためにいい仕入れをして、手をかけて料理をし、リーズナブルに提供するという基本は貫きたい。そして、マニュアル頼みでなく自分の舌でつくる料理で、人間味のあるサービスを心がけていきたいと思っています。」

画像: いつでも基本を忘れず、人間味のあるサービスを

5月には、同店裏手に新しくとんかつ専門店「とん喜」をオープン。ランチはもちろん、夜も”ちょい呑み”メニューを提供するそうです。豊洲駅前にまたひとつ、食の楽しみが増えます。ユニアデックスにお越しの際は、ぜひ「福田家」や「とん喜」でランチをどうぞ。

画像: オープンしたばかりです。

オープンしたばかりです。

画像: 福田さんの「こだわり」のとんかつも食べてみたいです!

福田さんの「こだわり」のとんかつも食べてみたいです!

「福田家」さん、今回はごちそうさまでした。

【飲み食い処 福田家 豊洲店はこちら】
〒135-0061東京都江東区豊洲4-1-1 トヨスピア21 2階
Tel.03-5560-2731

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