「エクセレント」をなじみの道具で表現するこの企画。
今回は、ケーブルなどを束ねるマジックテープで薔薇を作ってみました。どうですか? なかなかきれいにできたと思いませんか?
前回公開したのが8/15の「ドライバーで作った花火」で、もう初冬なのにいつまで出しておくんだ?という声が少なからず届いてました。横暴でいい加減な広告担当としても取り掛かりだけは早く、9月初旬から動き出していたのですが、公開はずいぶん遅くなってしまいました。
>>ドライバーで作った花火 はこちら http://nextalk-uniadex.com/_ct/16985897?
9月初旬
広告担当:「平和島にいくぞ」
制作担当メンバー:「えっ? 平和島というと、ボートレースか何かですか?」
「違う! うちの平和島の事務所に決まっているだろう。」
「ああ、ユニアデックスのデバイス製造部隊や物流部隊が構えているオフィスですね?」
「そう、あそこは面白いぞ。わが社はICTサービスの会社であると同時に、開発製造会社でもあって、高速プリンターとか、toto端末とか、公営競技の発券機とか、かなり意外なものを作っている。見たこともないような部品や道具にお目にかかれる絶好の場所だぞ。サーバーやパソコンの修理部品を納めた倉庫なんかも実に壮観で、いろんなインスピレーションが沸いてくるはずだ」
「要するにアイディアが尽きたんですね? たった2回にして」
「うっ・・・・・(痛いところを)。余計なことは言わんでいい。とにかく平和島に集合」
ということで制作担当メンバー数名で、平和島の事務所に行って見た所、うん、たしかに面白い。
なじみのあるところでは、大中小各種・各色の結束バンド、ケーブルを束ねる大ぶりのマジックテープ、大量のタブ、異常に長いドライバー、異常に短いドライバー、異常に幅広いガムテープ。おっ、こっちは大型プリンターの試し刷りを散々やり尽くした紙が、航空チケットの束のようになっている。アディダスの3本模様のような試し刷りも・・・。あっちには、ミッションインポッシブルでトム・クルーズがビル登りに使っていた吸盤のような取っ手もある。機械の虫のようにも見える各種部品、青いアルミ箔のようなものにくるまれた平帯のようなケーブル、手術の道具のような先の曲がったはさみ、・・・etc
「クリエーティブ諸君、言った通りだろう? これらで何か発想してみてくれ。私はこれで失礼する。
「えっ? 自分の成果でもないのに、自慢げに見せるだけ見せて行っちゃいましたよ、あの人」
「どうせ大森界隈に飲みにでもいったんでしょう」
「まあいいよ。でも確かに面白いねここ。僕はこの青いマジックテープがいたく気に入りました。これで花が表現できそうだ」
「サーバーの中身なんていうのもね、普段はそうそう見られないですからね。どうですか、中はミニチュアの都市のようにも見えますね」
「うん、石油コンビナートに見えたり、排熱板なんか、ル・コルビュジエの建築群のように見えなくもない」
そんな時、広告担当から電話が入った。
「今日見たツールを使って、来年のカレンダーもつくろうぜ」
「えっ?」 (次号へ続く)