「BIPROGY FORUM 2025 東京」が2025年6月に開催されました。今回、ユニアデックスは注力するセキュリティー対策ソリューションや製造業向けOTソリューションをはじめ、AIを取り入れた製品など8つのブースを出展しました。現在実証検証中のソリューションも初公開されるとのことで、期待が高まります! 各ブースでの展示内容や担当者のソリューションに込めた想いをレポートします。

クローズドLLMがさらに進化、手書き文書の内容も要約・可視化できるように

インターネットを経由せず、オンプレ環境で安全に生成AIシステムを実現するLLMソリューション「Lazarus(ラザラス)」。昨年は電子カルテを使ったデモを展示していましたが、今回はさらに進化したLazarusのファイル解析ソリューション「RikAI(リカイ)」が紹介されていました。

画像: 手書きであっても文字を認識し、すばやく情報を出力可能

手書きであっても文字を認識し、すばやく情報を出力可能

注目すべき点は、文書内の図や手書き文字を読み取り、その内容を要約・可視化する技術です。米国では保険の請求処理や審査業務に活用されており、生産性の大幅な向上につながっています。さらに、多言語対応が可能で、異なる言語が混在する文書の識別や翻訳も行えます。

この他にも、高速道路の工事予定表を基に工事区間と期間を読み取って文章で要約したり、保険の申請書類で確認が必要な項目を抽出したりと、AIの進化は止まりません。Lazarus AI社は本格的に日本進出を目指しており、さまざまな業界でクローズド生成AIの導入が進みそうです。

脱VMの仮想化を支援! 2025年も仮想化のあらゆる相談に対応

既存のIT資産を無駄なく活用できる仮想化技術。しかし、数年前に仮想化最大手だったVMware社が買収されて以来、他社への乗り換えやクラウド移行に悩む企業が続出しています。

そんな仮想化に関するあらゆる悩みに応えるのがユニアデックスです。NutanixやHyper-Vなどの仮想化ソリューションをはじめ、AzureやAWSへの移行も支援しています。これまで培ったインフラの知見を生かし、どんなご相談にも対応します。

今回の一押しは、最新ソリューションの「HPE VM Essentials(エイチピーイー ブイエム エッセンシャルズ)」です(現在は HPE Morpheus VM Essentials Software に改称) 。各種制限はあるものの、旧VMwareと同機能で価格帯も同程度です。現在、仮想化に悩むお客さまから多くのお問い合わせをいただいています。

画像: 「仮想化に関するご相談があれば、どんなことでも気軽にお声がけください」と話す若手担当者

「仮想化に関するご相談があれば、どんなことでも気軽にお声がけください」と話す若手担当者

分散するセキュリティー運用を効率化する「パロアルトセキュリティープラットフォーム」

一口にセキュリティーと言っても、実態はネットワークやクラウド、サーバー、アプリケーションやメールなど、ソリューションの対象はさまざまです。しかも、セキュリティーを担保するには、絶え間ない監視と運用が欠かせません。

こうしたセキュリティーの難しさを解決するのが、パロアルト社のセキュリティープラットフォームです。ファイアウオールやIDSなどのネットワークセキュリティー、ID管理をはじめとするクラウドセキュリティー、最新セキュリティー情報やイベント管理、エンドポイント監視を行うSOC(Security Operation Center)などをカバーしています。このようなことから効率的な運用やインシデント対応の迅速化が実現できる心強い存在です。

画像: セキュリティー関連の専門家は、「パロアルトはファイアウオール、クラウドセキュリティー、SOCなどさまざまな面で高い評価を受けていますので、どんな業界の方でも安心して導入いただけます」と自信を見せます

セキュリティー関連の専門家は、「パロアルトはファイアウオール、クラウドセキュリティー、SOCなどさまざまな面で高い評価を受けていますので、どんな業界の方でも安心して導入いただけます」と自信を見せます

さまざまなニーズに応えるランサムウエア対策ソリューション

ランサムウエアの被害が世界中で増え続けています。ユニアデックスでは、多様な環境やニーズに対応したランサムウエア対策を多数提供しています。特に、昨年から急激に注目されているのが24時間365日、安心の運用サポートを提供するマネージドクラウドサービス 「U-Cloud(ユークラウド)」と、信頼性の高いバックアップを支える高性能ストレージ 「Rubrik(ルーブリック)」の組み合わせ。ランサムウエア被害発生時、U-Cloudの技術者による迅速かつ的確な復旧支援を提供します。 このソリューションは、ランサムウエアの被害を一度でも受けた企業からの引き合いが増えているそうです。

画像: さまざまなニーズに応えるランサムウエア対策ソリューション

実用化に大きな期待! RFIDを利用した無人貸出管理サービス

今回初めてお目見えしたのが、RFIDを利用した無人貸出管理ソリューションです。これは、オフィス備品に装着したRFIDタグと社員証を紐づけることで、所定の場所から備品が持ち出されると誰がどの備品をいつ持ち出したかを記録することができます。

画像: 実用化に大きな期待! RFIDを利用した無人貸出管理サービス

この仕組みは、企業がリモートと出社のハイブリッドワークが進む中で、備品管理をより効率化するために考案されました。現在は実証実験中で、RFIDの読み取り精度の向上など、使い勝手の強化に努めているとのこと。ユニアデックスの社内アンケートでは高いニーズがあったため、「今年度中にはサービス化したい」と構想しているそうです。

ユーザーからも期待大! エンジニアの知見を搭載したAIがIT運用をサポート

ユニアデックスが注力する分野の一つに、AIによるITサポート業務があります。これまでの運用の知見やマニュアル情報を基に、AIが運用に関する疑問に回答するシステムの開発に取り組んできました。生成AIの利用により、以前は数時間かかっていた回答のドラフト生成が4分で完了するなど、生産性が大幅に向上できるそう。

今回は、エンジニアがトラブルシューティングを行う際の思考ステップをシステムに組み込みました。AIが適切な回答を作成するために社内のナレッジから何を抽出すればいいのかを判断して、回答を生成することができます。さらに、その判断過程を画面で確認することも可能にしています。

画像: ユーザーからも期待大! エンジニアの知見を搭載したAIがIT運用をサポート

今年もさらに進化した展示に驚くばかりでした! 来年も新しいサービスの登場を期待しています。

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