ユニアデックスで働く人の想いをご紹介しています。今回はクラウドセキュリティーのプロモと販売を担当する元理系の営業
【第4回】
中井英一
2009年入社
ビジネス戦略企画部
元々理系出身ですが、自分から手を挙げて最初から営業をやっています。
現在は当社のクラウドセキュリティーブランドに関わるプロモーションと販売を中心に。
大学では電気/電子工学、そしてネットワークに関わる通信工学を学んでいました。個人的に学内にセンサーを設置して湿度などを計測し、天気情報をグラフィカルに作っていくようなアプリを開発したり…そんな感じでしたから漠然とエンジニアを目指そうかと思っていたこともありました。
一方で、性に合わないかなと思う部分も。就職前における勝手なエンジニアイメージ像で大変申し訳ないですが、一つのことに没頭するネクラというイメージが…実際はそんな人ばかりじゃないのに(笑)。 かといって営業が持つゴリゴリの体育会系的なイメージも好きではなくて。じゃあどうするか? 理系らしく「数値や技術」を意識しながら、お客さまに近いところで良い関係性を築いていける営業を目指そうと思ったんです。
入社4年目ぐらいからですね。関係性構築について自分なりのスタイルに確信を持てるようになったのは。結婚式の時に、以前担当させていただいたお客さまから祝電を頂戴したことがあったんです。ぜひ戻ってきて欲しいと。こんなうれしいことはなかったです。
家電量販店の店員さんと同じ感覚を持っていたい。そんなことも考えているんです。店舗を訪れるお客さんには、自分は知識があるから声をかけられたくないと考える人もいるでしょうし、逆に声をかけられて積極的に情報をもらいたがる人もいると思うんです。店員さんはそんなお客さんたちの状況をちょっとした投げかけで察して、引いたり押したり。
私たちの営業もそれと同じで、相手の状況を察しながらの押し引きができないといけません。今のこの対応を自分自身にしてもらったら気持ちがいいのか?と思い返すことも大事です。察してくれる力があり、最後は引ける力と押しどころをわきまえていて、フィーリングが合う営業。もし同じものを購入するとしたら、そんな営業マンから買うと思うんです。
当社には「消防士魂」が染みついている。そんな風に考えさせられることもありました。火がバチバチの場面に遭遇してなんぼで、誠実に火消しをしていく。しかしそれは過去の話です。何かが起こってから対応するのは当たり前であって。何かが起こる前にアクションしたり、トラブル発生時には対応をした次のステップでどうするか?など消す前と消した後でどうお客さまの心情や環境をデザイニングしていくかがとても重要だと思います。
カスタマーサクセスとは、ストーリー性を持ちながら狙ってお客さまから長く大きくありがとうを貰い続ける関係性になることではないでしょうか。そのためにも、相手の気持ちの察し方や押し引き。ストーリーデザイン力。そんな下地は必要かもしれませんね。