一生に1本の傘を~傘は人と人とのつながり~:「ツナイダ☆チカラ」第11回 (2021年2月9日号)
1948年に東京・浅草の地で日本製にこだわった洋傘の製造・販売をスタートした前原光榮商店。1997年から3代目・代表に就任された前原慎史さんは、祖父、父がこだわりを持って続けてきた高品質な傘の製造を守りながら、忘れ物防止タグ「MAMORIO」付属の傘の開発や、「エヴァンゲリオン」「となりのトトロ」「吉田カバン」などとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。「傘は人と人のつながり」という前原さんの傘への思いと、今後の課題について話を伺いました。
受け継がれる傘づくりへのこだわり
-前原光榮商店を設立した背景をお聞かせください。
当社は祖父の前原光榮が、1948年にそれまで勤めていた...