広告界の専門誌「宣伝会議」が主催した「第58回宣伝会議賞 第5回中高生部門」の結果がこのほど発表されました。企業が出した課題に対して、中高生が広告表現のアイデアやキャッチコピーを応募するコンテストです。ユニアデックスは今回も協賛し、ユニアデックス賞を決定しました。(月刊宣伝会議4月号:3月1日発売号にて発表)

ユニアデックス賞
「アイコンよりも背景がいい」
私立鴎友学園女子高等学校 中野利菜さん(16歳)

ひとまず、お題のおさらいを・・・
X年後、家族にユニアデックスを志望する理由を語るときの決めゼリフを考えてください

課題の主旨:
社会のあらゆるサービスや活動を支えるのがITインフラです。その進歩のおかげで有料だったものがタダになったり、不可能と思われた商品やコトやドラマが生まれたり。ユニアデックスはその基本をつくり、守り、最適化しています。皆さんが就職を考えるX年後は、もっと多様なインフラを支えています。さて、あなたはそのユニアデックスへの就職を志望する学生です。当社が活躍する近い将来のインフラを自由奔放に空想した上で、「だからこそ志望するんだ」と家族に語るときの「決めゼリフ」を考えてください。IT分野にこだわらなくてもいいです。

新型コロナのために、いろいろなチャレンジの機会が奪われた昨年、家に居ながらできる言葉のチャレンジをしてみては?という主旨も備えて実施された第5回には、前年を10%上回る50,503作品が寄せられ、大盛り上がりとなりました。当社もはりきって厳正な審査を行いました。

「アイコンよりも背景がいい」の講評
スマホをはじめ、いま最も使われているスマートデバイスをモチーフにしつつ、きわめて簡潔に“土台”の方に目を向けさせてくれるこのコピーが大変気に入りました。縁の下の力持ちとしてICTで社会を支えている当社の本質と気概がよく伝わり、それを一般化する表現にもなっています。現在、多くの人々は表の派手な世界よりも、医療など社会基盤の方に目を向けています。そんな時代も反映されているかのようです。時代性まで読み取らせる作品を選ばないわけにはいきません。受賞おめでとうございます。 

受賞者のコメント
私とキャッチコピーとの出会いは、学校でのコピーライターの方の講演でした。そこでキャッチコピーがもつ言葉の力に感動したことがきっかけです。私のコピーも誰かの心を動かせるものでありますように。

次点作品
「3年後何してるかわからない職場。魅力的じゃない?」  

講評
就職を考えるたいていの皆さんは、働くなら堅実で安定感のある会社がいいと思うのが当然。 しかし、堅実さをキープしながらも変化は必要で、しかも特別なスピード感が求められます。避けられません。X年後に就職活動を迎える中高生の皆さんから、このように「変化」を肯定的にとらえた作品が出てきたことはとても頼もしく思います。「何してるかわからない会社」。普通ならよくないイメージを誘う言葉を逆手にとってきた点で、おっ!と思わせました。

選考に残った気になる作品

●テレワークじゃなくテレパシーワークを開発します! 
 [審査メモ]:大きく出た感じが良い。SF作家のアーサー・C・クラークが「3001年終局への旅」(ハヤカワ文庫)で、ブレーンキャップという未来のかつら(のようなもの)を考案し、テレパシーによる会話ができている世界を描いている。その時のICTネットワークは、さぞ高度なものだろうが、ユニアデックスが一手に担っているといいな。
●後でAIに「後悔してる?」なんて言われたかねーもん。
 [審査メモ]:「未来や現在にもいるAIと相対している様子をかいた」とご本人の弁。将来、AIは間違いなく役に立っていると思うが、お前なんぞに皮肉言われたかねー的な、どこか下に見ているニュアンスというか、人間としてのよくわからないプライドというか、未来でもそうなの?というAIとの関係性は興味深い。含みのあるコピー的たたずまいもグッド。
●天気予報の的中率を100%にして、相合い傘イベントを絶滅させるんだ…!
 [審査メモ]:的中率を100%にしたらどうしてイベントが絶滅するのか? 冷静に考えるとよくわからないが、望みのスケール小さい感がよい。ひとつぐらいこういう若くゆがんだ(失礼)中高生的な作品があっても。こういうことに邁進する人間が、案外成功するかも。
●未来をつなげる仕事に就きたい!
 [審査メモ]:ひねりが一切ない、直球のコピーが気持ちいい。ユニアデックスのコーポレートメッセージ「同じ未来を想うことから。」は、未来をつなげる一歩だと気づく。未来をつなげる仕事をし続けたいという当社の気持ちを素直に表現してくれているよう。

画像: こんな感じでオンラインで授賞式が行われました。登壇者は宣伝会議の出版担当取締役 谷口優氏。

こんな感じでオンラインで授賞式が行われました。登壇者は宣伝会議の出版担当取締役 谷口優氏。

画像: 中高生部門の審査委員長は、コピーライターの渡辺潤平氏。

中高生部門の審査委員長は、コピーライターの渡辺潤平氏。

最後に改めて、皆さん、多数のご応募をいただき本当にありがとうございました。

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