2019年11月11日、洋服の「かわいい!をAIで分析するツール」があると知り、NexTalk編集部の元女子と現役女子たちは、データサイエンスカンパニーであるINSIGHT LAB社のCEO遠山さんと執行役員 横尾さんをお訪ねしました。実は、遠山さんのご経歴も大変ユニークでいらして、お話がとても楽しみです!
インタビューのお部屋に入ると壁に人工芝でできた世界地図が飾られていて、窓からは新宿の街並みが見渡せます。「とっても素敵~♥」と思っていたところに、お二方が颯爽と入っていらっしゃいました。
遠山さんは、教員免許も持つ珍しい「プログラマー社長」なんです。小学生の頃にふとしたきっかけから「社長になる」と決め、高校生の頃には全クラスメイトをキャラクターとして登場させたクオリティーの高いゲームを作るほどプログラミングにはまりました。そして、大学生の頃には10種類ものプログラミング言語をあやつる“ザ・プログラマー”なんです。
データ分析の会社を起業するきっかけは、学生の頃に行きつけの飲食店の店員さんが常連客の好みの品を提供していたので、「属性によってもっと細かく分析すれば、より的確にサービス提供ができるんじゃないか!」とひらめいたから。その頃、「ビッグデータ」というコトバが出始めたばかりで、大量のデータを分析できる会社は希少だったため、会社の評判が口コミで広がり注目を浴びたそうです。
本題の「かわいい!をAIで分析するツール」を開発したきっかけは、数年前、横尾さんがあるファッションメーカーから「かわいいを分析できないか」と相談を受けたことから。ここからが横尾さんの試練の始まり。「通勤中もスマホでファッションサイトを見まくり猛勉強する怪しい?(笑)おじさんでした」。居酒屋でも遠山さんを交えて「キラキラワード」を連発しながら議論を重ね、ついにAIを使うことで素材や印象、用途・シーンなどの要素別に、抽象的な感性を可視化しマッピングできるツールが完成したそうです。
本編(2020年1月号)では、遠山さんがデータ分析を柱に起業したわけ、AIによる人間の「感性」分析がもたらす可能性、今後の展開などご紹介します。お楽しみ
本編はこちら:【IT×ファッション】「かわいい」をAIが分析。感性の分野にまで踏み込むINSIGHT LABが目指すものとは(2020年1月15日号)