大江戸線「都庁駅」から新宿中央公園方面への地下通路は、とても立派です。「さすが、都庁!」とつぶやきながら、取材先のハッカズーク社へ向かいました。久しぶりに見る西新宿の街並みは、高層ビルが隣接していて、街に活気があります。新宿のオアシス中央公園で一息。

画像: 春はサクラや新緑が見事な中央公園

春はサクラや新緑が見事な中央公園

最初に、社名の由来がとても素敵ですので、ご紹介させてください。
「Hack(ハック)」「Kazoku(カゾク)」「Zouk(ズーク)」の3つのWordからなる造語だそうで、次の意味が込められているそうです。

「Hack」= 仕事に対するスタンス
「Kazoku」= 実現したい世界観と自社カルチャー
「Zouk」= 仕事を楽しみたいという想い

★同社のインターン生が書かれたブログに「社名にこめた想い」が詳細に掲載されています。
https://www.wantedly.com/companies/hackazouk/post_articles/138646

画像: 社名やロゴ、アルムナイマークが印刷されたTシャツとパーカーをさり気なく着こなし、おしゃれです。

社名やロゴ、アルムナイマークが印刷されたTシャツとパーカーをさり気なく着こなし、おしゃれです。

さてさて、「アルムナイ」という言葉をご存知ですか?私は初めて聞きました。「卒業生・同窓生」という意味で、そこから転じて、企業の離職者、退職者、OB、OGを示しているそうです!

ハッカズークの鈴木仁志社長は、ウエディング会社や人事アウトソーシング企業で、人事には多大な苦労があると、身をもって体験されたそうです。日本人が海外で現地の人を採用したり、採用後に制度・評価を説明したりする際に、価値観や仕事に対する姿勢の違い、お互いの期待値がマッチしていないなど、さまざまな理由から苦労が絶えませんでした。

「転職も一般的で高い雇用の流動性を前提とした海外と比べ、日本では今でも終身雇用前提の企業も多くあります。例えば、終身雇用前提での人的資産に対する投資の最中に退職されたくないという企業側の視点や、せっかく身につけたスキルを活用する場が限られるという退職者側の視点があります。そこで、欧米では退職した『アルムナイ』と企業がつながり続ける『アルムナイ・リレーション』が盛んなのです。日本ではまだめずらしく広まっていくのはこれからですが、先進的な企業はすでに取り組みを始め、手ごたえを感じられています。」と鈴木社長。

画像: ハッカズーク 鈴木 仁志社長。取材の前に中央公園で撮影させていただきました。

ハッカズーク 鈴木 仁志社長。取材の前に中央公園で撮影させていただきました。

ハッカズーク社では、企業と退職者をつなぐアルムナイ・リレーション・プラットフォームを独自開発しており、SaaS型のシステムを提供しています。日本では、退職者とつながるのはタブーなイメージがありますが、鈴木社長のお話を伺っていると「ぜんぜん、アリでしょう!」と思えます。まずはアルムナイとの信頼関係を築くことから。裏切り者と思っていては、ビジネスチャンスを逃してしまうかもしれませんね。

なんと、当社と鈴木様もご縁があったのです!お父さまがグループ会社の日本ユニシスのアルムナイなんです。その後、外資IT企業の社長などを経て今は引退されていますが、良いご縁のおかげで取材もとても和やかでした。感謝。

3月号では、アルムナイ・ビジネスについて、企業や退職者の反応、アルムナイへの今後の期待など、新しい人的ネットワークについてご紹介いたします。お楽しみに!

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