デジタルイノベーションの祭典「ITproEXPO 2017」(10月11日~13日、於 東京ビッグサイト)に、ユニアデックスは今年も出展いたします。
企画推進者であるプラットフォームプロダクト部の西川と、UC&ネットワーク部の渡邊に、見どころを聞きました。
― 昨年のITproEXPO 2016では、IoTとロボットへの取り組み訴求が目玉でした。今年の目玉は?
西川 昨年ITproEXPOでは、主催社である日経BP社が意図的に動員を図った製造業の来場者を意識したこともあり、IoTとロボット事業を全面に押し出しました。今年は新たに「働き方改革」「Fintech」というキーワードが追加されてまして、客層もさらに様変わりすると思います。なので、ユニアデックスでもこの「働き方改革」をキーワードに「コミュニケーション商材」や「セキュリティー商材」を出展いたします。
― 具体的には?
渡邊 例えば「LINE WORKS」。一般に親しまれている「LINE」とほぼ同じインターフェースで企業内コミュニケーションができますし、事前学習もいらず導入しやすいツールです。
― メールには返信しないけど、SNSだとなぜかすぐ返事をする人たちって結構いますからね。
渡邊 お作法に縛られすぎず、ある程度カジュアルなスタイルでの連絡や会話はこれで十分ですので、新たなコミュニケーション促進ツールとして注目度高いです。当社は、長年ユニファイドコミュニケーション(UC)製品の基盤構築から導入・保守までを提供してきた実績がありますので、「LINE WORKS」導入においても安心してご相談いただけます。
もっと新しいところでは、「Cisco Spark」という商品も出展いたします。ビデオ会議もできる電子版ホワイトボードと言うと分かりやすいかもしれません。複数人が、パソコンやスマホなどの端末から、同時に情報を書き込むことができます。オフィスの自分の席からでも、家からでも、移動中の電車からでも、世界のどこにいても、お互いに顔を見ながら気軽に会議に参加することができます。
― クラウド対応のオールインワン会議デバイスといったところでしょうか。今年春に、日本ユニシスグループの総合フォーラムでも展示してましたね。とても分かりやすく展示映えがする商材でした。期待してます。
渡邊 ありがとうございます。この「 Communication」コーナーでは、「大切なことはFace to Face」をサブテーマに据え、展示します。テレワークだからこそ顔を突き合わせて打ち合わせすることは重要ですので、注目していただきたいです。
― サブテーマ?
西川 今年は「Communication」を含め「IT Automation」「Security」「Cloud & IT Outsourcing」「IoT-AI-Robot」という5つの分野に絞っていますが、それぞれ以下の通りサブテーマを設定しています。
Communication 「大事なことはFace to Face」
大事なことはフェイス・トゥ・フェイスで決めたい!そんな時に海外拠点ともボタンひとつで
すぐにビデオ会議が始められる「Spark/Spark Board」と、LINEの使い勝手をそのままに、
安心をプラスしたビジネス版LINE「LINE WORKS」をご紹介します。
IT Automation 「ビジネスにスマートさと俊敏性を!」
「Big Switch+VMware+Dell Open Networking Switch」で自動化を実現し、利便性の高い
システムインフラを実現する事が可能になります。またNW技術を根本から変革する「Cisco DNA」はクラウドを含んだ広範囲でシンプル、スピーディー、セキュアなITを実現します。
豊富な新技術経験と知財を有しているユニアデックスならメーカーとのパートナーシップ
も強く安心です。
Security 「いい仕事は安心から」
クラウド活用が急速に増大している中、より安全なサービスを選定することが重要になって
います。そこでクラウドサービスの評価と利用実態の可視化に優れているソリューション
「CASB」と、統合管理に必要な「IDaaS」で、最適な利用を支援します。
Cloud & IT Outsourcing「面倒なことはおまかせ」
クラウド選択では使い分けが重要。ユニアデックスでは、U-Cloudを含む様々なクラウドを
最適に組み合わせてご提供。また、クラウド領域に留まらずワンストップアウトソーシン
グサービスについてもご紹介。
IoT-AI-Robot 「未来にチャレンジ!」
IoTと機械学習の組み合わせにより、設備機器の異常度を数値化して専門的な知識を必要と
しない故障検知予測を可能としたサービスをご紹介します。またコミュニケーション
ロボットの展示では、自動化・自律化によりロボットがヒトとモノ・情報とのインター
フェースとなり「共生・共働」する、近い未来の姿をご提示します。
― おっ、やはり「IoT-AI-Robot」分野も欠かせませんか?
西川 昨年、「この分野でもユニアデックスには死角なし」ということを訴えさせていただきましたが、その後、とくにIoTでは具体的な成果が見え始めてきました。機械学習との組み合わせによって設備機器の異常度を数値化し、専門的な知識がなくても故障検知予測を可能にするサービスなどが現実的になってきており、展示ならびにミニセッションでもご紹介いたします。
― なるほど。今後、労働人口が減ってくると、引退したベテランたちの経験とか知識、あるいは天才的な人たちの独特のひらめきなどを、AIが担っていかないと回わらない部分もあるでしょうからね、ぜひ成果発表に期待します。ところでミニセッションもやっぱりやるんですね。ということはもしかしてあの人も?
渡邊 そうです。冗舌かつユーモアセンス抜群のエバンジェリスト「高橋優亮」も登場します。高橋目当てでご来場いただく方も多いですからね、まだご存知のない方もぜひご聴講いただきたいです。5つの分野への取り組みを幅広くご説明します。
― セミナー会場での講演はどうですか?
渡邊 今年は、2枠用意しています。1日目が「クラウド時代の新しいITセキュリティーガバナンスの確立」、2日目が「クラウドとSDNの連続がもたらす次世代IT基盤の姿」というタイトルです。1日目の方は、ガートナーが提唱した新しいクラウド時代のセキュリティー対策技術Cloud Access Security Broker(CASB:キャスビー)をご説明します。CASBはクラウドサービスの評価と利用実態の可視化に優れています。ここ数年ぐっと浸透してきました。「働き方改革」ということで、会社以外の場所での労働が増えると、認証を含めて統制が難しくなりますから、その辺を解説します。
西川 2日目の講演では、クラウドとSDNの連携がもたらす次世代IT基盤の姿を考えます。クラウドとSDN今まで距離のあったテクノロジーを組み合わせて利用することで、運用性・費用対効果を高める方法を事例や技術トレンドを交えてご紹介します。
― 今年のノベルティーはどんなものが?
渡邊 今年も「折りたたみキャリーセットバッグ」です。ナイロン製で、普段はコンパクトにたたんでスーツケースなどに忍ばせておき、いざとなったら広げてバッグにし、キャリーバッグの持ち手に通すこともできます。昨年も人気で旅行や出張時の収納の合理化に気を配られる方々が多いのだなと考えた次第です。ご家族や知り合いにも渡しやすいと思いますので、ぜひブースにお立ち寄りください。バーコードのスキャンはさせていただきますよ。
― ありがとうございました。最後にブースの場所を教えて下さい。
西川 これも昨年と全く同じ位置、東5ホールの【06-40】です。中央の入り口から入ると一番奥。メインステージの左2つ目のブースです。皆さんのご来訪をお待ちしてます。