※本パッケージは、2020年9月末日に販売を終了いたしました。

ユニアデックスは2016年7月、「IoTエコシステムラボ」を開設しました。8月には、このラボでも利用できる「IoTスタートキット」の販売が開始されています。IoT(Internet of Things)は、最近よく耳にする用語です。「IoTスタートキット」で、何ができるのでしょうか。「IoTスタートキット」について突撃取材してきました。

画像: 左から、ユニアデックスの池田、吉本、椿。IoTエコシステムラボとIoTスタートキットを担当してます。

左から、ユニアデックスの池田、吉本、椿。IoTエコシステムラボとIoTスタートキットを担当してます。

「IoTエコシステムラボ」(※)って何をするところ?

※「IoTエコシステムラボ」は、2020年1月よりDX共創の場「ACT+BASE(アクトプラスベース)」がその機能を引き継いで活動しております。

―あらためて「IoTエコシステムラボ」は、どういう目的で開設されたのでしょうか。

ラボ開設の主な目的は2つあります。IoT導入を検討している企業に、具体的なIoT活用のシナリオを検討していただく場を提供すること、そして、IoT分野でビジネス拡大を狙う企業同士をつなぐハブになることです。

―具体的にビジネスでの活用例を教えてください。

IoTは、モノの情報がインターネットを通じてつながることによって実現するシステムとビジネスモデルを指します。さまざまなセンサーが吸い上げたデータを集約し、分析して何らかのアクションを起こします。
例えば、運送会社の作業員一人ひとりにセンサーを付ければ、作業員の熱中症予防、転倒など安全面の管理、危険地域への立ち入り回避に利用できます。

―作業員の方の転倒も感知できるのですか?

はい、転倒は加速度を測るセンサーで把握できるんですよ。

―加速度で!

加速度が急に変化して、その後に動きがなければ、深刻なことになっているかもしれない、と予測できるのです。

―ほかには、どんな使い方ができますか?

赤外線レーザーなどで店舗内の人の動きを検知し、人の流れを計測・解析できます。つまり、人の流れや動きを分析して、商品配置などの参考にしたり、必要な場所に従業員を派遣したりできるのです。トイレにセンサーを設置する、というのも、ビル運営者などからの需要がありますね。

―トイレに、ですか?

ビル運営者にトイレの異常や清掃タイミングを知らせることができます。モニター画面で、利用者にトイレの空き情報を提供するといった利用方法も考えられます。

―なるほど、便利ですね。ほかにもいろんなビジネスに応用できそうです。

IoTの可能性は無限大だといえます。これまでインターネットの世界とは縁がなかった分野も含め、あらゆる使い道が考えられます。その中でも、IoTエコシステムラボでは「製造業」「社会インフラ」「ヘルスケア」の3分野にターゲットを絞ってBtoBのサービスを提供することを目指しています。

画像: ―なるほど、便利ですね。ほかにもいろんなビジネスに応用できそうです。

「IoTスタートキット」って、何?

―ユニアデックスでは、2016年8月に、「IoTスタートキット」の販売を開始しました。「IoTスタートキット」販売の目的は何でしょうか?

企業がIoTを活用して抱えている課題をどう解決するかは、なかなか具体的にイメージしにくいものです。そのうえ、IoTを実際に活用する前には実証実験が欠かせません。ところが、実際にIoTの活用シナリオを実験しようとすると、費用が1,000万円単位の話になってくるのです。というのは、IoTは幅広いエンジニアリング技術が集結しているため、実証実験のコストが膨らむケースが多いからです。

―確かに、1,000万円もの実証実験となると、現実的ではありませんね。

そうなんです。そこで、今回リリースしたIoTスタートキットの出番です。お値段はなんと、39万9800円です。金銭的なハードルを下げて、IoTの活用シナリオを試していただくことが目的です。

―39万9800円ですか? それだと、ノートパソコン2台分ぐらいのお値段ですね。IoTの活用によるビジネスの可能性を探る価格としては、確かにお手ごろです。「IoTスタートキット」には何が含まれるのでしょうか。

「IoTスタートキット」には、IoTの検討・評価に必要な「マルチセンサー5台」「IoTゲートウェイ」「3Gモバイル回線(3カ月間利用権)」「Azureクラウドサービス15万円利用権(3カ月間相当)」「センサーデータを保存・表示するためのIoT可視化ソフトウエア(試用版)」がセットになっています。

―「IoTスタートキット」の特徴を教えてください。

「IoTスタートキット」のメリットは、「安い」「簡単」「悩み不要」の3つです。

画像: ―「IoTスタートキット」の特徴を教えてください。

―分かりやすい! CMのキャッチフレーズみたいですね(笑)。

第1に、39万9800円と破格のお値段であること。可視化ソフトウエアを試用版にするなどして価格を抑えることに成功しました。

―とりあえず、お安いのはうれしいですね。

第2に、電源に接続するだけですぐに利用できること。

―電源を入れるだけなら、ITに詳しくなくても何とかなりそうです。

第3に、ゲートウェイやネットワーク回線も完備しているので、お客さまがそれらの選択で悩む必要がないこと。

―つまり、難しい知識や、あれこれ調べたりする必要がないということですね。

さらに、ゲートウェイ機器やクラウドサービスの管理者権限はお客さまにお渡しするので、自由度が高いというメリットもあります。

―今回、「IoTスタートキット」を体験させてもらえると聞いて来たのですが、説明を聞いていると、ITに詳しくないと扱えないのでは? と思ってしまいます・・・。

そんなことはありません。IoTを活用したいと考えている方は、むしろ情報システム部門だけでなく現場のご担当者もいらっしゃいます。ですから「IoTスタートキット」は、煩雑な手続きなしで、お手元に届いたらすぐに使っていただけるようになっています。どうぞ、早速試してみてください。
これが「IoTスタートキット」です。

いよいよ、「IoTスタートキット」を体験!

いきなり、箱を渡されたのですが、思った以上に小さく軽くてびっくり。箱を開けると、白いゲートウェイと電源ケーブル、スケルトンのかわいらしい小型センサーが5台入っていました。
たったのこれだけ??  複雑な機器があれやこれや入っていることを覚悟していたので、正直、拍子抜けしました。

画像1: いよいよ、「IoTスタートキット」を体験!
画像2: いよいよ、「IoTスタートキット」を体験!

「さぁ早速使ってみてください」と、説明書を渡されて、さらにびっくり。説明書が薄い! ほんの数ページです。今どき、どんなIT機器の説明書でも、うんざりするほどボリュームがあるのに。

画像: 説明書から抜粋。全11ページです。

説明書から抜粋。全11ページです。

早速、説明書に従って、利用開始です。手順はこの通り。
 1.ゲートウェイの電源を接続し、スイッチON
 2.センサーの電源もONに
 3.パソコンから管理Webサイトへログイン
 4.センターのデータ変化を確認
以上で準備完了。簡単すぎます!

とりあえず、センサーの1つを窓際の日が当たる場所に置き、もう1つは手に握りしめます。センサーにはすでに電池が装着されています。それにしても、センサーは小さくて軽い!

画像3: いよいよ、「IoTスタートキット」を体験!

パソコン上には、センサーが取得した気圧、加速度、温度、照度、湿度、UVそれぞれのデータが示されます。温度の棒グラフが、細かく波を描きながら変化していくのが感激。試しに、手に握ったセンサーを机の上でコトンと横に倒してみると、しばらくして棒グラフに反応が! 
これで、例えば「従業員が転倒して起き上がらない」というような異常を感知できるのですね。

画像4: いよいよ、「IoTスタートキット」を体験!

試してみればアイデアが出てくるかも?

―体験させていただき、ありがとうございました。利用方法があまりに簡単で驚きました。小さなセンサーを手に、「どこにどう使おうか」とあれこれ思いを巡らせるのが楽しいですね。

実際にキットを使ってみて、いかがでしたか。

―センサーは小さくて軽くて、マジックテープでくっつけられるぐらいなので、取り付けが簡単でいいですね。

はい。取り付け工事が不要なのは、大きなメリットなのです。

―大がかりな実証実験をしなくても、簡単に新たな活用法を試せそうです。

そうですね。「IoTスタートキット」を実際に手に取って試していただくことで、お客さまから思わぬ利用法のアイデアが出てくるのではないでしょうか。私たちも、お客さまが抱えている課題を解決する新たな発想をどんどん生み出していくつもりです。

―最後に、IoTエコシステムラボでは、今後何を目指していくのでしょうか。

IoTという新たな成長分野においては、業種を超えて、多種多様な複数の企業がパートナーシップを組み、アイデアと技術を出し合っていく必要があります。IoTエコシステムラボでは、現在、約40社の共創パートナー企業が参加されています。今後も順次パートナーを拡大して、より多くのお客さまのニーズに答えていけるモデルを創っていきたいと考えています。

画像: ―最後に、IoTエコシステムラボでは、今後何を目指していくのでしょうか。

―ラボの名前にも入っている「エコシステム」は、あらゆる動物が住む地球の生態系のように、あらゆる企業・業種が連携するという意味ですものね!
共創パートナーとの連携で、素晴らしいサービスを創出していけたらいいですね。
ありがとうございました!

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