本記事で紹介している内容は、ソフトバンクのPepperを活用し、独自に実施しているものです
「ロボット」と聞いて何を連想しますか?
最近の小学生は「ルンバ」と答えるんだそうだ。
「アトム」と答えた私としては、少し驚きだ(同じカタカナ3文字なのに、えらい違い)。
夢がないなぁーと思いつつ、ロボットが生活に根ざし始めていることを実感しないわけにはいかない。
生活はもちろん、ビジネスの現場でもロボットの導入の機運は盛り上がっている。ユニアデックスが手がけているだけでも、広い製造施設の案内用、病院の患者さんのケア用、教育現場でのコミュニケーション活性化等々、様々な案件が動き始めている。そういえば、5月に教育分野の展示会に出たとき、教育現場の皆さんが、ロボットの活用についてとても熱心に質問してきたことを思い出す。登校拒否の児童をケアするロボットの可能性について、某有名ニュース番組の取材も受けたっけ。あのときの担当者は対応でヘトヘトになっていた。
で、そのときの担当者、ロボット部(通称)の齊藤哲哉が面白いことを始めた。
自分の身代わり・・・いや、役割を担えるエンジニアを育成しようというプロジェクトだ。社内、特にフィールドエンジニアから立候補を募り、週一回の勉強会をはじめたのだ。会社にも認めてもらっているので、業後ではなく日中に堂々と会議が開催できる。
第1回目に顔を出してみると、立候補者4人中、3人が集まった。(1人は、お客さま対応でやむなく欠席。お疲れさま)
冒頭、師匠の齊藤はマジだ。
「君たちの役割は、お客さまの要望どおりの挙動や、自然なしゃべりをロボットにインプットする技を習得することはもちろん、現場で不具合のあるロボットの蘇生を機敏に実施できるようになることだ。世の中はロボットの応用に目が向きがちで、保守のことを織り込んでプランできている企業は意外と少ない。我々が第一人者になる。そしてもっと大事なことは、お客さまとの会話から潜在ニーズを察して、次なる革新的なサービスをインスパイアーできるようになることである。いわば、スーパーエンジニアになってもらう」と言い放った。厳しい。そんなに易々とはできまいに。
しかし、弟子たちはそんなのはじめから分かって来てますよ。という顔で話を聞いていて、余裕の笑顔も絶えない。頼もしい。ここは取材者としてしばらく静観するしかない。
最後に編集部から齊藤師匠にひと言。生活に根ざしはじめると、ロボットといえば「ルンバ」となるんだね。でも「アトム」の方が夢があるぜ。
齊藤曰く「いやいや、これからは『ルンバ』にも夢を持たせる。そんなことも考えていくのが
我々の仕事なんです」
なるほど。NexTalk編集部は、時々遊びにきますので。頑張ってください。
というより、月に一回ぐらい、現場の面白い取り組みをこのNexTalkで自ら発信してください。場所を貸しますので。