「BIPROGY FORUM 2024東京」でのユニアデックス展示ブースの模様をお届けしています。Part.2では、「データ保護」「データバックアップ」「低コスト大容量ストレージ」「最適なインフラ構築」「eスポーツへの貢献」をキーワードに、多彩な取り組みをレポートします。
データストレージサービスをよりセキュアに!手間をかけずに機密情報を保護・管理するには?
セキュリティー対策といえば外部攻撃に対する防御策強化に目が行きがちです。しかし、最近のセキュリティーインシデントでは、内部不正対策の油断が原因になるケースも少なくありません。内部不正を防げない理由の1つに、データを保存している場所をきちんと管理できていないことが挙げられます。クラウド上で機密情報を保存しているフォルダに鍵をかけて管理するのが理想ですが、手間がかかるためなかなか進まない状況があります。
そこでユニアデックスが提案するのは、データストレージサービス「Box」と、SASE(見える化、制御)ソリューション「Netskope」を組み合わせたセキュアなデータ保護の仕組みです。
Boxではデータを保管する場所をテナントと呼びます。Netskopeは企業のBoxテナントを判別し、社員個人のBoxテナントにデータを持ち出すことをブロックしたり、ポリシーに基づくデータアクセス制御を実行したりして情報漏えいを防ぎます。
また、Netskopeを介して機密情報ファイルをBoxにアップロードすると、Boxのセキュリティー分類を自動適用するので、手間をかけず安全に機密情報を保存できるメリットもあります。
外部攻撃を含め、セキュリティーは日々進化しているので、対策は常にアップデートしていかなくてはなりません。ユニアデックスではBoxとNetskopeを連携できるSIサービスと運用サービスをワンストップで提供しています。
データの保護・バックアップでランサムウエアの脅威よ、さらば!
情報処理推進機構が発表している「情報セキュリティ10大脅威 2023」によると、組織に対するセキュリティー脅威の第1位は、2022年度と同じく「ランサムウエアによる被害」。ランサムウエアは年々巧妙化しており、エンドポイントやネットワークの対策だけでは限界があります。
そこで、BIPROGYグループのクラウドサービス「U-Cloud(ユークラウド)」では、現在、データバックアップサービスに注力しています。ブースではランサムウエア対策として、最先端のセキュリティー技術が搭載されている、エンタープライズ次世代バックアップソリューション「Rubrik(ルーブリック)」を紹介。
U-Cloud上にあるデータをバックアップして保護することが目的で、そのエンジンに使われているのがRubrik。通常契約では高額なRubrikですが、U-Cloud上にデータを格納すればサービス利用できる点がメリットです。また、バックアップシステムは、構成が複雑で管理が難しく、リカバリーに時間がかかるものと思われがちですが、Rubrikは自動バックアップで迅速なサービス復旧を実現。また、定期的にデータバックアップを行うので、万が一ランサムウエアに感染してもデータを完全に保護して、容易にデータ復旧できます。
バックアップデータをサイバーリスクから保護するだけでなく、ランサムウエア感染時の早期復旧も支援します
ユニアデックスのエンジニアが構築から運用まで対応するので、ITの知見がない企業でもランサムウエアの脅威におびえる必要がなくなります。ぜひ取り入れたいソリューションですね。
「VAST DATA Platform」はなぜ低コストで、大規模データを格納できるのか?
学術研究やAI開発、アニメ制作、動画サービスなど大容量データの格納・管理のニーズが高まる今日このごろ。しかし、テラバイト(TB)級のデータ量となるとストレージのコストがかさむリスクがあります。
オールフラッシュストレージ「VAST Data Platform」は、データ圧縮・重複排除やQLC(クアッドレベルセル)メモリーなど、多くの特許技術を保持しています。そのため、ストレージにおける長年の「コスト」と「パフォーマンス」という矛盾を解決し、コストを抑えつつ大規模データを効率的に格納できる点が特徴です。例えば、1,000TB容量のデータが、実際の格納では1/10程度のデータ量まで圧縮できるケースもあり、コストは他社の1/2〜1/3まで抑えられる試算です。
ユニアデックスは以前から多様なストレージ製品を取り扱い、大手製造や金融を始めさまざまな業種・業態のお客さまへの導入や運用・保守の実績があります。ストレージは、一度構築するとその後不満や課題があってもなかなか移行しづらいもの。ユニアデックスでは、さまざまなストレージ製品のなかから、お客さまに最適なものを提案できるのでぜひ任せてみたい。
クラウドorオンプレミス? それぞれで最適な提案を
IT資産にかかるコストを低減し、効率的なインフラを構築するために取り入れたいのが、仮想化技術やクラウドサービス。しかし、クラウドに移行したものの、想定外にコストがかかってしまい、オンプレミスに回帰するケースも数多く見受けられます。だからこそ、自社の要件に合わせた最適なインフラ構築が重要なのです。
2023年11月に仮想化技術・クラウドサービスを提供していたVMware社が、突然、ブロードコム社に買収されたという発表がありました。製品体系や価格が大きく変更され、これを機に「VMwareから別の仮想化インフラやクラウドへ移行するべきか否か」「移行するならどの製品・サービスがいいか」と検討する企業が増加傾向にあります。
大切なポイントは「コストや運用負荷はもちろん、システム要件を踏まえて最適なインフラを選択すること」。ユニアデックスは、現状のアセスメントを実施し「VMware継続を含む」選択肢も提示していることが差別化ポイントです。
高齢者も障がい者も“ごちゃまぜ”に活躍できる社会を目指して
高齢者の心身機能の維持をサポートし、さらに体を動かすことが難しい方々を支援しながら、誰もが“ごちゃまぜ”になって楽しめる世界を目指しているのが、一般社団法人UDe-スポーツ協会
(以下UDe-Sports協会)です。UDe-スポーツ®(ユーディイースポーツ)とは、「ユニバーサルデザイン・エレクトロニック・スポーツ」の略で、年齢も障碍の有無も関係なく誰もが参加して楽しめる施設・自治体向けのeスポーツサービスです。
UDe-スポーツ協会の本部は熊本県にあります。ユニアデックスは、2016年に発生した熊本地震復興支援に当たるなか、このeスポーツサービスと出会いました。ゲーム配信用Webサーバーの構築やゲームデータ収集Webサービスの提供など、主にインフラ面でサポートを続けています。
ゲームコンテンツは、「玉入れ」や「太鼓演舞」「だるま落とし」など、どれも直感的にわかりやすいものばかり。実際のプレーも難しい操作は一切なく、ボタンをたたいたり押したりすればいいので、みんなで楽しめる点が特徴。初期投資として必要なのは専用ボタンとスイッチだけ。コンテンツはWebブラウザーで利用できるため、手軽に導入できる点も魅力です。
ユニアデックスはこれからも、ITを通じて誰もが活躍できる社会作りに貢献しながら、より良いインフラ作りを進めていきます。
今回は、全10ブースの模様をお届けしましたが、いかがでしたか?ユニアデックスは、多彩なサービスや製品を提供しておりますが、担当者が心を込めてお客さまに寄り添いながら、元気いっぱいに活動しております。
なにか気になる、興味がある、ということがありましたら、お近くにいるユニアデックス担当者に、ぜひ、お声掛けください!!!