埼玉県朝霞市教育委員会様は、ゼロトラスト環境によるセキュリティー対策やクラウドツールを活用した教育ネットワークを採用し、2024年9月から市内の小中学校で運用開始しています。さらに、校務系/学習系ネットワークを統合し、より高い安全性を確保しつつ、教職員の業務効率化と利便性向上を実現しています。このことから、リモートアクセス環境の整備と職員室の無線LANの整備により、場所にとらわれない柔軟な働き方も可能になりました。
新たに導入されたフルクラウドの統合型校務支援システムでは、教職員の業務負荷軽減を目指し、学習AIドリルなどの活用により、児童・生徒の学習レベルに応じた個別最適な学びの環境を実現しています。児童・生徒や学校の情報を一元的に管理することで、市内進学や転出入時の引き継ぎでも効率化が期待できます。また、統合型校務支援システムと連携したクラウド型の保護者連絡ツールも導入。これらの電子化によりペーパーレス化が進み、家庭との連絡を効率的・確実に行えるようになりました。
今後もユニアデックスとともに、教職員から寄せられたヘルプデスクへの問い合わせ対応やクラウドサービスの機能追加などについて確認を行い、「成長するシステム」を目指していきます。
従来の環境では働く場所が限られ、データの持ち出しにも紛失などのリスクがありました。ゼロトラスト化、フルクラウド化によって安全なロケーションフリーの環境となったことで、災害時や家庭の事情などを考慮した、柔軟な働き方を選択する一助になることを期待したい。
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