東京駅の真正面のパソナグループの本部ビル13階にある大手町牧場は、2017年8月にオープンした日本で初めてのビル内牧場です。ビルの中に牧場ってどういうこと!? どんな動物たちが暮らしているの!? 動物たちは都会の私たちを癒やしてくれるのー!?
というわけで、動物たちに癒やされたいNexTalkの編集スタッフ「ミキティ」が、大手町牧場を突撃取材! 案内してくださったのは、大手町牧場を運営する丹後王国の伊藤 真人社長です。
さてさて、このドアの向こうが牧場ですね! どんな動物に出会えるのでしょうか!!
すごーい!同じスペースにいろんな動物が。それに、臭いも気になりません。
この中には、ヤギ12頭、ブタ5頭、アルパカ1頭、ジャージー牛2頭がいるそうです。あまり見ない光景ですが、伊藤社長は、「多種類の動物が一緒に過ごすのは珍しいと思いますが、意外に大丈夫でしたね。最初は馬もいたのですが、さすがに馬と牛は仲良くできず…」とのこと。やはり相性はあるのですね。ちなみに、夜は種類ごとに分かれている部屋に自分たちで行って、仲良く静かに眠るそうです。★
![画像: み~んなカメラ目線(笑)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/04/04/8954d00019733b01efb7b2fc314dec84bd65c5a9.jpg)
み~んなカメラ目線(笑)
なんだか、みんな元気で楽しそう(笑)。ヤギは好奇心旺盛にぐるぐると動き回り、ブタは鼻でひたすらサッカーしていますし、アルパカはマイペースにどっしり座っていて。「お互いの個性を認めながら共存」というゆるい感じがなごみます。100円でエサやり体験もできるそうで、子どもたちにも大人気とのこと。
奥には、フクロウ、フラミンゴ、烏骨鶏、ショウジョウトキがいます。いいですねー。フクロウの起きているのか寝ているのか、分からない表情に癒やされます。
![画像1: さてさて、このドアの向こうが牧場ですね! どんな動物に出会えるのでしょうか!!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/03/22/4b9b795b67eaa52ec58412cc471ded0f7f5cce83_xlarge.jpg)
![画像2: さてさて、このドアの向こうが牧場ですね! どんな動物に出会えるのでしょうか!!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/03/22/3ed8ef603afc483aab627b6b2248180443f395bd_xlarge.jpg)
ここにいる動物たちは、千葉の牧場から引っ越してきたそうですが、時々、メンバーの入れ替えが行われるそうですよ。大手町牧場はビルの13階なので、なんと、動物たちもエレベーターに乗って移動するそうです。エレベーターに乗るアルパカの姿を想像しただけで、ニヤニヤが収まりませんね。エレベーターといえば、ジャージー牛は大きくなりすぎると、ビルから出られなくなる(笑)ので、2歳くらいで千葉の牧場に帰るそうです!
飼育責任者の峯田さんは、動物専門学校の在籍中に、伊藤社長に「大手町牧場の飼育員にならないか」と声をかけられて、こちらに就職したそうです。
![画像: 飼育責任者の峯田さん。優しい笑顔にさらに癒やされます!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/03/22/98c4c579fb667d93335102bee95be318fdf8636e.jpg)
飼育責任者の峯田さん。優しい笑顔にさらに癒やされます!
峯田さんによると、大手町牧場に初めて来た方は「こんなところに牧場が!」と驚くそうです。ですよね……私も驚きました。「都会で動物に会えるのはうれしい」「癒やされる」と好評で、リピーターも多いそうです。「飼育係としてのやりがいは、動物を見た来場者が笑顔になってくれること」と峯田さん。
こちらの牛はジャージー牛。茶色いので、来場者の中には、「あれは馬だよ!」と子どもに教えていた方もいたそうです。「それほど、都会の人にとって家畜はなじみがないのだなと思いましたね」と伊藤社長。
![画像3: さてさて、このドアの向こうが牧場ですね! どんな動物に出会えるのでしょうか!!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/04/04/9b9789b23b02eb81cd9df3833d7838000252a5b5.jpg)
快適な環境で、ヤギの赤ちゃんも生まれたそうです!
さて、やはり気になるのは、「動物たちは、ビルの環境になじめるのでしょうか!?」ということなのですが、伊藤社長の「オープンから半年以上たちましたが、一頭も病気になっていません。これは、普通の牧場でも珍しいことなので、驚かれますね」という言葉を聞いて安心しました。それほど快適な生活だということですね。確かに、みんなの様子を見ていると、不満はなさそうです(笑)。
![画像: 珍しいシロクロのヤギさん。白ヤギと黒ヤギのかけあわせだそうです。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/03/22/ff3c2032741d71e38ebeb714a71d306f6559e187_xlarge.jpg)
珍しいシロクロのヤギさん。白ヤギと黒ヤギのかけあわせだそうです。
しかも、2017年10月にヤギの赤ちゃんが3頭生まれたそうです。「ここで赤ちゃんが生まれることは想定していなかったので、職員もびっくりしています。千葉の牧場からここに移動してきたときには、すでに命が宿っていたようですね」と語る伊藤社長は、本当にうれしそうです。
![画像1: 快適な環境で、ヤギの赤ちゃんも生まれたそうです!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/03/22/f2ba101da4f305b91b0845b0a511377c3a7cee20_xlarge.jpg)
![画像2: 快適な環境で、ヤギの赤ちゃんも生まれたそうです!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/03/22/c289e3b9f8da029dfbfdbb6bfce4da77c44590d5_xlarge.jpg)
3頭の名前は、来場者からの公募で決まったそうです。それぞれ、おーちゃん、てっちゃん、まーちゃん。そう、「大手町(おおてまち)」から取った名前だそうですよ。メェ~メェ~式と称して、お披露目会もしたそうです。メェ~メェ~式って(笑)。ビルの中の牧場という発想もかなり奇抜ですが、発想がとことんユニークでいいですね!
そうそう、こちらの牧場は入場料もなく、手続きをすれば誰でも入れます。これは、「都会の人に、家畜や酪農を身近に感じてほしい」という思いから。周辺のサラリーマンから家族連れ、海外からの観光客まで、1日200人ほどの来場者があるそうです。
東京駅を利用するついでに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。私も、また動物たちに会いに来ます!!癒やされましたー。
動物たちにも大人気の伊藤社長、ありがとうございました!
![画像3: 快適な環境で、ヤギの赤ちゃんも生まれたそうです!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782684/rc/2018/03/22/7612cffa93e5954d59a985e2fb6788f6d630adca.jpg)
大手町牧場
所在地:東京都千代田区大手町2-6-2 JOB HUB SQUARE 13階
開設時間:平日 12:00~18:00、土 12:00~17:00(日祝は休館)
※ 事前予約または受付にて申し込みが必要です。時間は変更となる可能性があります。
「ツナイダ☆チカラ」第1回:酪農と都心をつなぐ「大手町牧場」
★もっと癒やされたい方へ。大手町牧場の動物たち!