「宣伝会議賞」は、今年で57回を数える歴史と権威のある公募コピーコンテストです。広告・宣伝業界の老舗の業界誌「宣伝会議」が企画・運営をしています。
この「宣伝会議賞」に中高生部門が開設され今年で4回目。ユニアデックスは、昨年に引き続いてこの部門に協賛しています。
そうそうたる協賛企業の中で、ユニアデックスが出したお題とは?
未来から見て「昔はそんなだったの?」と驚く。そんなコピーを考えてください
応募はこちら(一旦応募者登録が必要です)>>https://senden.co/student/theme/227
どうですか? 挑戦意欲わきませんか?
何故このようなお題を出したか?
ここ数年、当社のようなITサービス企業の新入社員でも、意外とキーボードの使用がおぼつかない子が少なくない、という現象があります。リテラシーが高いはずなのにどうして?・・・そうか、スマホのせいだ。大抵のことをスマホで済ませてきたからだ。世の中そういうことになっているのか。企業のお客さまのITに携わっているかたわらで、もう一つの現実を見たような・・・
ひるがえって考えると、近い将来、いまはありがたがって使っているITや仕組み、技術がかなり滑稽なものに見えるようなことがたくさん出てくるかもしれません。さかんに電子マネーも推進されているし、「お金って紙だったの?」というのもありえます。というようなことから今回のお題を思いついたのでした。
今日からちょっと昔を思い出しても、いろいろと突っ込みを入れることができますね。
「携帯電話って肩から担ぐデカい弁当箱だったの?」「体育館ぐらい大きいコンピューターでもスマホの性能にかなわなかったの?」「パソコン通信?なにそれ。パソコンメーカーの広報誌?」・・・など。それと同じように、ちょっと未来のITが進展した世界を想像し、いまを見てほしいのです。
ここで応募に当たって心がけていただきたいことがあります。
「キーボード? そんなのあったの」「テレビ? なにそれ」「お金って紙だったの?」
などは、未来からいまを見てそのまま感想をつぶやいたり揶揄しているだけの言葉です。願わくば、それらの言葉を言外に含めたコピーを考えてほしいのです。例えば・・・
■「おじいちゃんはなぜか手を握ってくる」
(マウス使いが身体に染みついた古い人間が、タブレットPCの操作時についクセで隣の人の手=マウスを掴みに来る。まあそれもほっこりして悪くないなと思っていることを表現)とか、
■「おじいちゃんは指紋を付けるなとすぐ怒る」
(キーボードとマウスの時代、画面に触るなんてありえなかったことを表現)とか、
■「言霊だ!とおじいちゃんが叫んだ」
(独り言だったのに。スマホは指示だと思って行動しちゃったからおじいちゃんが固まった)とか、
■「言わなくても伝わるのに。」
(入力デバイスは無くなり考えるだけでよい時代になっても、やはり言葉で伝えたい。と、人間ならではコミュニケーションを思い起こさせる)とか、
■「上を向いてスーマホッホーホッホー♪」
(人類はスマホばかり見てうつむいていたから、周囲に気を配れないし何も大事なことが見えていなかった。10年後なんとかこの状況を改善しようとメーカーが本気で動いた時のこの掛け声が、その年の流行語大賞に選ばれ、人々は改心した。という現代へのばかばかしい皮肉) とかとか・・・
残念ながらこれらは「笑点」の大喜利だと座布団をもらえないレベルの作品です。(-_-;) が、発想の一例として参考にしていただければ幸いです。<(_ _)>
中高生の皆さん、簡潔なコピーの中に深い意味を感じ取れるような作品を期待しています。
応募受け付けは、9月2日10:00から11月6日13:00 まで。
応募はこちら(一旦応募者登録が必要です)>>https://senden.co/student/theme/227
「宣伝会議賞」とは
1962 年にスタートし、今年57 回目を迎える日本最大規模の公募広告賞。日本を代表する
企業の実在する商品・サービスを課題として、キャッチフレーズやテレビ・ラジオCM 企
画のアイデアを募集する“誰でも参加できる”公募型コンテストです。審査員には仲畑貴志氏・谷山雅計氏・山本高史氏ら日本を代表するクリエイター約100 名が名を連ね、一次審査通過率は約1%!過去最大の応募数は52 万3392 点(第52 回)にのぼります。