【第11回】
田村 綾菜
サービスマネジメント統括部ITOサービス四部一課
2019年入社

音楽大学でピアノを専攻して音楽一筋でした。好きな作曲家はシューマンなどのロマン派、ラヴェル、ラフマニノフなど。ラヴェルを生んだフランスには行きたいと思っていて、言葉も勉強しました! まだ行けてはいないのですが……。行く準備は、万端です(笑)。

就職活動でいろいろな業界を見るなかで、社会や生活に貢献できる仕事としてIT業界を選びました。でも、ピアノ一筋の学生時代でしたから、ITは研修で初めて触れたようなもの。パソコンすらあまり触ったことがなかったんです・・・・・・。

しかし新人研修でITを学び、その面白さに目覚めました。営業職で入社したのですが、途中でエンジニア配属を希望したほどです。結果的にはかなえてもらえて、現在はITアウトソーシングサービス(ITOサービス)を扱う部署で、マルチデバイス運用や新サービスの提案をしています。

この部署での提案内容は、お客さま側でのシステム運用やマネジメントに関わる部分もあり、イメージしにくいところが多いのです。このため、お客さまには中長期的なメリットや、事業計画への効果を説明するようにしています。ゆくゆくはこうなります、と。

良い提案ができると、明確にお客さまが興味を持ってくださいます。でも「ふーん」で終わってしまうときもあります。こうした経験を重ねてカスタマーサクセスについて必然的に考えるようになったのですが、やはりお客さまを深く知ることが基本だと強く感じています。それにはもっと飛び込んで、提案の準備段階から裏付けの精度を高めていく必要がありますね。

画像1: 【わたしの仕事のかたち】#11
「ピアノもエンジニアも“逆算”が大事」。音大出身、営業職入社のエンジニア

マルチデバイス運用の提案で取り扱う技術は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現する商材からAI(人工知能)を使った未来予測まで多岐にわたります。チャットボットによるコミュニケーションも普及が進むなか、技術的に学ぶことはたくさんあります。なので、技術的な柱を持ちたいと思い、去年Linux OSの資格を取得しました。今年はLinuxのもう1つ上の資格の取得に挑戦するつもりです。

ピアノとIT。私の2つの経歴はかけ離れているように見えますが、実は近いものがあると思っています。ピアノでは練習を繰り返して、演奏して、観客に何を届けられるかを考えてやってきました。エンジニアになってからは、お客さまが描く未来像をどうやって実現するかを考え続けています。

また、ピアノコンクールで優勝しようと思ったら、それに向けて逆算してスケジュールを組みますが、同じように、受注に向けた提案にしても資格の試験にしても、ゴールに対して何をすべきか逆算し努力していきます。

向き合う姿勢にも音楽と仕事で共通するものを感じます。学生時代、学びたいことがあったら、有名ピアニストや教授に飛び込みで教えを請いに行くことが少なからずありました。仕事も自分から学びを得に行く姿勢が大事だと思っていて、お客さまに対しても、分からない点を臆さず聞きに行きます。そんなところは一貫しています。

音楽好きなお客さまと話が盛り上がることもあります。社内では珍しい経歴ではありますが、すべてがきちんと仕事につながっている実感がありますね。

画像2: 【わたしの仕事のかたち】#11
「ピアノもエンジニアも“逆算”が大事」。音大出身、営業職入社のエンジニア
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