ユニアデックスの教育分野で活躍するエンジニアが中心となって公開した「無料Web会議システムの一覧表」。たくさんの反響をいただきました。その第2弾として、今度はMeetsとTeamsの手順書をつくってみましたのでご紹介いたします。 

【その1のおさらいはこちら】無料Web会議システムの一覧表と、「まずはかんたんに!」をキーワードに"Skype"をご紹介

【作者ご紹介】

画像: NexTalkをご覧のみなさま、再びユニアデックスの川上信一郎です。小中学校のICT環境整備を担当しているエンジニアでございます。今回は後輩の森知佳と共にお送りいたします。 もりちか自己紹介:こんにちは。川上と同じく小中学校のICT環境整備のお仕事をしている森です。入社3年目、わからないこともたくさんありますが、そんな本音を言えない年頃になってきました。今回は川上のアシスタントとしてみなさまに有益な情報を提供できるよう努めさせていただきます。

NexTalkをご覧のみなさま、再びユニアデックスの川上信一郎です。小中学校のICT環境整備を担当しているエンジニアでございます。今回は後輩の森知佳と共にお送りいたします。

もりちか自己紹介:こんにちは。川上と同じく小中学校のICT環境整備のお仕事をしている森です。入社3年目、わからないこともたくさんありますが、そんな本音を言えない年頃になってきました。今回は川上のアシスタントとしてみなさまに有益な情報を提供できるよう努めさせていただきます。

緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ油断がならない新型コロナウイルスです。やはりコミュニケーションの備えは大事ですね。

画像: ※熊本市に住む私の子どもにも端末が配られ、定期的に学校の先生方とコミュニケーションを取れる環境をいただいており、この大変な時期に。。と思うと、先生方や教育委員会の方々、熊本市役所の方々には感謝しきりでございます。

※熊本市に住む私の子どもにも端末が配られ、定期的に学校の先生方とコミュニケーションを取れる環境をいただいており、この大変な時期に。。と思うと、先生方や教育委員会の方々、熊本市役所の方々には感謝しきりでございます。

「遠隔コミュニケーションのすすめ~第二回」では、クラウドサービスとして巷で噂の"Meet (Google G Suite) "と"Teams (Microsoft Office365) "の2つを、ピックアップしてご紹介いたします。どちらのサービスも教育機関であれば無償でご利用可能です。

とはいえ、サービスの申し込みなど、どこから手を付けて良いかわからないことばかりと思います。今回は少し踏み込んで「申し込み手続き」から、前回に引き続き、「ご利用の手順(配布用!)」をご案内していますので、教育関係の皆さまに限らず一般企業のみなさまにもご参考になればうれしいです!

話はいいから手っ取り早く手順書をダウンロードしたい という方は、以下の見出しの3)4)をクリックしてください。全部で5種類です。

"Meet"と"Teams"の特徴 ~学校のコミュニケーションツールとして~

教育関係の方向けのお話ですが、学校の先生方と家庭の児童生徒・保護者を結ぶツールとして、まずは"Meet"と"Teams"の特徴やお聞きしたお話をご紹介します。

Meet (Google G Suite)

‐ Web会議に特化した、とてもシンプルなユーザーインタフェース。直感的でかんたん!!な操作で会議の主催者も参加者も利用可能。

‐ "G Suite"は各アプリが1つの目的に特化しており、かんたん!!に利用可能。新たに導入してもスムーズに運用できる事例が多い。

‐ シンプルなアプリを組み合わせて教員が考える学習環境を構築できる。"Clasroom"を利用してWeb会議の案内、"Google カレンダー"を利用してWeb会議の予約、"Google ドライブ"にWeb会議の録画、"Google 翻訳"で字幕をつけるなど。

‐ Googleでは"Meet"をはじめとして"G Suite"を利用した遠隔授業の案内ページを提供。
【関連リンク】家から教えよう(Googleサイト) https://teachfromhome.google/intl/ja/

Teams (Microsoft Office 365)

‐ Web会議に留まらず、チャットやファイル共有、"Office 365"の他アプリとの柔軟な連携などコミュニケーションハブとして様々な機能を備え、べんり!!。

‐ "Office 365"をご利用のお客さまからお話を伺うと、オンライン学習は"Teams"を中心に据えて組み立てるとスムーズに進むという例が多い。

‐ Windowsならではの豊富な機能がウリだが、迷子になりがち。"Teams"の基本はWeb会議とチャット。まずは基本的な機能で使ってみて、不足を感じたら少しずつ他の機能に触れるてみるのが良い。

‐ Microsoftでは"Teams"による遠隔授業の案内ページを提供。
【関連リンク】Microsoft Teamsでオンライン授業をするための手引き(Microsoftサイト) https://blogs.windows.com/japan/2020/04/15/onlinelesson_microsoft-teams/

利用開始までの流れ

便利そうですね。さて、使えるまでに何をしないといけないのでしょうか。。。
まずは利用開始までの大きな流れです。

1.サービス利用の申し込み ※この段階で"ドメイン(インターネット上の住所)"が必要になります

2.利用者アカウントの登録(最低限主催者分は必須)

3.Web会議を主催

4.Web会議に参加

5.Web会議の実施!

すでにサービスを利用している場合、申し込みや利用者アカウントの登録は不要です。前回ご紹介した”Skype”と同様にポチポチーペッとできますのでご安心ください。

手順書案内_サービス利用の申し込みについて

無償で利用できる、とはいえ手続きは必要です。(申し込み済みの方は、この段は読み飛ばしてくださいませ)

いよいよ手順書のご案内ですが、「申請」と聞くだけでアレルギーがでそうなので、最初に申し込みに必要なモノをまとめてみました!

少し専門的なことも書いてありますが、これがあれば管理者さんや専門家さんへのご相談もスムーズかと思います。

ダウンロード⇒ 1) サービス利用時の検討事項.pdf  (ファイル表示後右クリック→名前をつけて保存)

ここでは、ed.jpドメイン管理上の注意、アプリ利用の区別、ユーザーアカウントの管理方針などについてご検討を促しています。必要な情報や考えなければならないことが色々とあり、残念ながら申し込みから利用までポチポチーペッとはいきません。管理者さんや専門家さんへのご相談にこれらの資料がお役に立てば嬉しく思います。もちろん当社でもご支援いたします!

準備が整いましたら実際の申し込みです。GoogleやMicrosoftから教育機関向けに申し込み手順が公開されており、こちらが詳しいのでリンクもご案内します。

G Suite for Education スタートガイド(Googleサイト)https://edu.google.com/intl/ja/training-support/setup-guides/gsuite/quickstart-guide/

Office365 A1 スタートアップガイド(Microsoftサイト)https://download.microsoft.com/download/a/6/4/a64072c9-2c65-4205-bf1e-b3a5be486633/Office365_A1_Startup_Guide.pdf

かんたん!! Meet / Teamsの使い方

いずれも、ご所属の組織が定めた情報セキュリティポリシーに則っとることを促しつつ、スクリーンショット付きで手順を解説しています。

画像: 手順書のサンプルです

手順書のサンプルです

Meet (Google G Suite) 手順書

 ●ダウンロード⇒ Web会議主催のやりかた(主催者)pdf. (ファイル表示後右クリック→名前をつけて保存)

 ●ダウンロード⇒ パソコンから参加のやりかた(参加者)pdf. (ファイル表示後右クリック→名前をつけて保存)

Teams (Microsoft Office 365) 手順書

 ●ダウンロード⇒ Web会議主催のやりかた(主催者)pdf. (ファイル表示後右クリック→名前をつけて保存)

 ●ダウンロード⇒ パソコンから参加のやりかた(参加者)pdf. (ファイル表示後右クリック→名前をつけて保存)

前回ご紹介した"Skype"と比べてべんり!! な使い方もできます。もしこんな手順がほしいな!というリクエストがあればお寄せください。

終わりに

今回も「かんたん!!」をキーワードにするよう心掛けましたが、特に申し込み手続きのお話もあり、少し難しい面もあったかもしれません。

実はこの記事のご紹介には一つの思いを込めさせていただいてます。

ICTの世界には便利な仕組み(システム)がいっぱいありますが、新しい仕組みを使うには気後れがあると思います。しかしながら、今回のご紹介でその気後れを少しでも軽減できて、便利さを知っていただければ。と思ったのです。

実際のところ、私にしてもICTに関わっていながら、社内のシステムが新しくなると「むぅ。また使い方をおぼえねば」となったりする訳でして。。。

でも、使ってみて便利な部分が見つかったりすると、「あ。これもできる」「できたら良いな」の気付きを得ることもあるんですね。

その点で、今回ご紹介の "Meet" も "Teams" も、"G Suite" や "Office 365" と連動してもっといろんな事ができるのがわかっていきます。今は非常時ですので、「まずは使えること」からですが、ゆくゆくは日常的に使える「コミュニケーション基盤」としての仕組みがそこにあることに気付きます。

今回の2回にわたるご紹介で、まずは使ってみて便利さを知っていただき、より身近にICTを活用していただくきっかけになれば、非常にうれしく思います。そして、できればその仕組みづくりを一緒にさせていただければ。

私も含めてエンジニアも営業も、より身近な便利なICT環境づくりのお役に立てないかなと常々考えています。今回共同執筆した3年目の若手エンジニアも技術的にわからないことは色々あるようですが、心に持っている思いはまったく同じです。ご興味のある教育関係の方はぜひお問い合わせ ( https://www.uniadex.co.jp/cgi-bin/form/form-s.cgi) ください! 押し売りみたいなことはしません!

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