広告界の専門誌「宣伝会議」が主催した「第56回宣伝会議賞」。
企業の課題に対して、広告表現のアイデアやキャッチコピーを、またはCM企画のアイデアを応募いただくコンテストです。その中高生部門にユニアデックスが協賛し、このほど結果が発表されました。(月刊宣伝会議4月号:3月1日発売号にて発表)

ユニアデックス賞
「3年B組 AI先生」
 茨城県 青木 星樹さん

ひとまず、お題のおさらいを・・・
デジタル技術でエクセレントになった未来の学校生活を表現するキャッチフレーズやアイデアを考えてください
趣旨はこちらを>>>>

われながら難しいお題を出して中高生諸君を困らせてしまったかと思いましたが、これに対してなんと予想を超える400点以上の作品が全国から寄せられたのです。正直うれしい!!(B2Cの他社は数千規模ですが…)。はりきって厳正な審査を行いましたよ。

講評:
未来のAI先生はモニターに映る映像だけなんだろうか? アンドロイドなんだろうか? たまにギャグとか言って生徒を喜ばせているのかな? 「俺、C組のAI先生の方が好きだな」とか言われちゃってたりして。 モンスターペアレントをねじ伏せているんだろうか? 未来の不良(ってどんな?)を更生させているんだろうか? 腐ったミカンの方程式に涙しながら抗議してるんだろうか?(古い?) 生徒と夕日をバックに走っていたら笑える。
このコピーで様々な光景が思い浮かび、想像が膨らみました。デジタルの世界でも学校生活は喜怒哀楽と希望の渦。そこで一緒に泣いたり笑ったり心通わすAI先生がいればエクセレントな気がする。シンプルイズベスト。

受賞者のコメント:
今回の受賞の知らせを聞き、驚いたと同時に嬉しく思いました。自分の言葉で誰かの心を動かすことのできるコピーライターという仕事にも興味が持てました。ありがとうございました。

画像: 贈賞式の会場は虎ノ門ヒルズ

贈賞式の会場は虎ノ門ヒルズ

画像: 受賞の青木星樹(13歳)さん(茨城県立古河中等教育学校)(右)と

受賞の青木星樹(13歳)さん(茨城県立古河中等教育学校)(右)と

ちなみに当社としては第1候補、第2候補の2作品を選んで宣伝会議に提出しました。最終的には「3年B組 AI先生」が選ばれましたが、とても気になる惜しい作品だったのでご紹介します。

「未来では校長の長い話だけ残りました。」

講評:
校長先生の話はどうしてあれほど長いのか? ちょうど「チコちゃんに叱られる」でも扱っていたが、それなりに理由がある。それはさておき、校長の長い話はいつの時代も必要悪だということを許容している雰囲気がクスリと笑わせる。デジタル技術が進展した未来の学校では生徒も先生も建物にいないし、建物自体ないかもしれないが、それでも校長先生の長い話が残っているところに不思議な寛容性があって、その世界は十分エクセレントと思わせる。

応募した本人はもしかしたらそこまで考えていなかったかもしれませんが、言葉は思惑よりもイメージをつくり、伝わり、逆に伝わらなかったり、面白いものですね。審査する立場としても改めて考えるところがたくさんありました。ご応募いただいた皆さん、改めてありがとうございました。
最後に、選考に最後まで残った作品と選考者のコメントをご紹介します。

選考に残った気になる作品

●廊下で飛ばない! 何回言えばわかるの?
 審査メモ:悪ガキが他愛ない空飛ぶいたずらができる? 寛容性があってエクセレント。ちゃんと叱っている先生もいい
●隣の席のAI子ちゃん
 審査メモ:未来でも隣の子は気になる。素朴感
●おめでとう。全員皆勤賞だ。
 審査メモ:どこにいても具合が悪くても授業ができる世界⁉
●日直!先生の電源いれといて!
●本日の授業は先生がメンテナンス中のため、ありません
 審査メモ:ロボット先生はストレスには強いけど……あえてアナログ感も悪くない
●幽霊が出ると噂されていた、パソコン室が撤去された。
 審査メモ:昔、パソコンというものがあったそうな
●悪かったテストも、破れない。
 審査メモ:紙のテストはもうない!
●ランドセルが重くない
 審査メモ:タブレットひとつで全授業。教材の重さが社会問題になることもない
●ゴーグルを着けると、チャイムが鳴った。
 審査メモ:VRやARでの教育が完成している世界

他企業の協賛賞の様子はこちらでもご覧になれます。

画像: 中高生部門の応募総数は30,929点。ちなみに一般部門は51万7,329点。審査する方も大変で正月返上となった方も・・・

中高生部門の応募総数は30,929点。ちなみに一般部門は51万7,329点。審査する方も大変で正月返上となった方も・・・

画像: 祝賀会ではこうして受賞作が展示されていた

祝賀会ではこうして受賞作が展示されていた

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