東京でも20センチ以上の雪が積もった名残のある1月24日、慶應義塾大学の日吉キャンパスを訪ねました。目的は、「幸福学」を研究されていらっしゃる、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 研究委員長・教授の前野 隆司先生に会いに行くためです。

きっかけは昨年秋、とあるフォーラムで前野先生の講演を拝聴し、そこで初めて「従業員の幸福度」というコトバを知ったことでした。え?よく言う「満足度」ではなく「幸福度」?どういうことかしら? たしかに、働いてシアワセになれるなら、とっても嬉しい! それに本来はロボット工学分野の科学者とのこと? 何故にそんな人間よりの研究を?がぜん興味がわき、お話を聞きに行かなくては、ということで日吉に向かいました。

予想以上にフレンドリーに迎えてくださった前野先生。取材スタッフの緊張は一気にほぐれ、インタビューは始まりました。

冒頭、スタッフのひとりから。
「一夜づけのようで恥ずかしいのですが、先生の著書『錯覚する脳』を昨夜拝読しました。読んでいて気づいたんですが、ドーモどこかで接したことのあるお話だと・・・。記憶をたどっていたら、いま読んでいる小説『教団X』(中村文則著)の中に、先生のお考えにそっくりの記載がありました。もしやと思い、参考文献のページを確かめたら、先生の著書名とお名前が・・・。これ、ご存知でした?」と聞くと、「えっ?知りません」と意外なお言葉。「ふたつの教団が出てくるんですが、片方の教祖の講話の中に、先生の本からインスパイアされたんだろうなーというくだりがあるんです」

「えー!それはいいことを聞きました。今度読んでみます」と早速メモを取る一幕も。著書の参考文献の記載ってそういうものなんだなーと、こちらも先生の反応を楽しませていただきました。

画像1: 「幸福学」を研究されている慶應義塾大学大学院 前野 隆司教授に会いに行きました!(2018年2月27日号)

さて本題。インタビューでは、ロボット研究から幸福学研究にシフトされた理由からはじまり、たくさんの幸せに関する研究結果を体系化することで導き出された4つの幸福の因子、日本人は遺伝子レベルで幸せを感じにくい民族であること、働き方改革のポイント、さらにロボットとの関係性に関するお考えなど、盛りだくさんで、こちらも諸々の疑問がスッキリ晴れたと同時に、造詣を深められたのでした。

例えば・・・。
幸福についてバラバラな想いを持っている人たちがいる職場では、どうすればよいのか?という問いに。

「今の職場は世代間ギャップが激しい。先輩や上司が、若者と飲み会などで交流する場合、若者の話は100%聞くようにするとよい。1%でも説教に変わったら、萎縮して関係はこじれてしまいます。」思わず、ツライかも・・・とつぶやいてしまいました。「また、オタク系の人も家で好きなことをしていても幸福度は低く、秋葉原などで人とつながると幸福度があがるという事象があります。人間関係が苦手な人こそ、人とつながると幸せになれるのです。だから、多少のおせっかいは必要なのだ」と。

なるほど!そもそも日本人は、人とのつながりを大切にする民族なはず、共感できるお考えですねー。

インタビューが終わったあと、取材スタッフは、みなニコニコ顔、晴れ晴れした顔になっていたのでした。幸福学のお考えをご自分で実践していらっしゃる先生ならではの雰囲気づくりの賜物です。

画像: 前野先生のお部屋でも撮影させていただきました!明るく開放的な雰囲気でしたので、学生さんも気軽に訪ねられそうです。

前野先生のお部屋でも撮影させていただきました!明るく開放的な雰囲気でしたので、学生さんも気軽に訪ねられそうです。

本編は、3月にお届け予定でおります。ご期待ください!

インタビュー後に、前野先生が著書をプレゼントしてくださいました!すかざずサインもお願いし、スタッフはますますスマイルに。ありがとうございました。きっと、読者の皆さまにもプレゼントがあるかもー。

画像2: 「幸福学」を研究されている慶應義塾大学大学院 前野 隆司教授に会いに行きました!(2018年2月27日号)
コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.