画像: 大日本印刷(DNP)グループは、印刷技術(Printing Technology)と情報技術(Information Technology)の強みを活かし、企業や生活者、社会の様々な課題に対してソリューションを提供する「P&I ソリューション」を積極推進している。これまで、出版、広告、通販などの各分野で印刷物の制作とともに、電子書籍、電子カタログ、電子チラシなどのデジタルコンテンツ制作、WEB サイト構築、各種システムの企画・開発・運営等を多岐に手がけてきた。 そして2012年、DNPは新しく日本ユニシス株式会社の筆頭株主になると同時に、「クラウド事業」「新プラットフォームサービス事業」「マーケティング・販売連携」の3軸で業務提携を図ることを発表した。 両社は戦略的パートナーとして新しいビジネスを展開していこうとしている。この提携においては、日本ユニシスグループのユニアデックスも一翼を担っていく。 NexTalkでは、今回から3回に分けて、大日本印刷(DNP)の主要ビジネスの取り組み状況をレポートすると同時に、ユニアデックスのかかわりをご紹介していく。 第1回目は、2013年12月に稼働を開始した「DNP柏データセンター」だ。 「事業継続性」「環境配慮」「セキュリティー」の3つの視点を踏まえたこのデータセンターには、日本ユニシスのクラウド技術が採用されている。

大日本印刷(DNP)グループは、印刷技術(Printing Technology)と情報技術(Information Technology)の強みを活かし、企業や生活者、社会の様々な課題に対してソリューションを提供する「P&I ソリューション」を積極推進している。これまで、出版、広告、通販などの各分野で印刷物の制作とともに、電子書籍、電子カタログ、電子チラシなどのデジタルコンテンツ制作、WEB サイト構築、各種システムの企画・開発・運営等を多岐に手がけてきた。
そして2012年、DNPは新しく日本ユニシス株式会社の筆頭株主になると同時に、「クラウド事業」「新プラットフォームサービス事業」「マーケティング・販売連携」の3軸で業務提携を図ることを発表した。
両社は戦略的パートナーとして新しいビジネスを展開していこうとしている。この提携においては、日本ユニシスグループのユニアデックスも一翼を担っていく。
NexTalkでは、今回から3回に分けて、大日本印刷(DNP)の主要ビジネスの取り組み状況をレポートすると同時に、ユニアデックスのかかわりをご紹介していく。
第1回目は、2013年12月に稼働を開始した「DNP柏データセンター」だ。
「事業継続性」「環境配慮」「セキュリティー」の3つの視点を踏まえたこのデータセンターには、日本ユニシスのクラウド技術が採用されている。

顧客企業と生活者、両方のニーズに応えるビジネスの基盤を整備

世界最大規模の総合印刷会社であり、情報産業や生活産業、そしてエレクトロニクス分野でもグローバルでビジネスを展開している大日本印刷(DNP)。同社は、高度化する企業の情報化ニーズと、安全なICTサービス利用に対する 生活者ニーズの双方に対応すべく、ICTビジネスの事業基盤となる「DNP柏データセンター」を2013年12月にオープンした。 「DNP柏データセンター」は、「事業継続性」「環境配慮」「セキュリティー」という3つの視点を念頭に設計されている。その安定した基盤上に日本ユニシスのエンタープライズ・クラウド技術を導入することで、ビッグデータ時代の多様な顧客ニーズに対応できる最新鋭のデータセンターを実現したのだ。

画像1: 顧客企業と生活者、両方のニーズに応えるビジネスの基盤を整備

DNP C&I事業部 ICT基盤推進本部 本部長の斎藤雅氏は、3つの視点の意義について次のように語る。
「まず、昨今のITインフラには、BCP(事業継続計画)と環境への配慮が強く求められるようになっているので、この2点について当社が求める高い基準をクリアできるよう留意しました。さらにセキュリティーは、我々のビジネスで伝統的にこだわりつづけているテーマでもあり、「DNP柏データセンター」におけるビジネスの核となるものと考えています。
なぜならば、当社が扱うデータの中には、お客さまのライバル企業のものもあるし、一般消費者の方々の膨大な個人情報なども存在するからです。ですから高いセキュリティーを担保するというのは当社の使命だと認識しています。
そこで、『施設』『システム』『人と運用』のいずれもが最高レベルのセキュリティーを維持できるよう工夫を凝らすことで、いかに信頼できる “場所”であるかをお客さまに説明できるよう 設計しました」

画像2: 顧客企業と生活者、両方のニーズに応えるビジネスの基盤を整備

またDNP C&I事業部 ICT基盤推進本部 企画室 室長の有田博樹氏は、
「日本ユニシスグループが提供するクラウドサービスである『U-Cloud』の基盤をDNP柏データセンターに採用したことで、同社との共通基盤を活用した新しいサービスを展開していくことを目指しています。日本ユニシスとは提携以前から5年にわたってビジネスでパートナーシップを組んでおり、その信頼性の高さと豊富な実績を評価しました」と述べる。

「事業継続性」「環境配慮」「セキュリティー」に最新の技術で対応

それでは、「事業継続性」「環境配慮」「セキュリティー」のそれぞれについて、「DNP柏データセンター」がどのように工夫を凝らしているのか見てみよう。

事業継続性

まず「DNP柏データセンター」の立地だが、強固な地盤の下総台地にあるため地震災害リスクが低く、洪水・液状化被害の可能性がほとんどない。過密な都内の災害時にインパクトの大きい”もらい火”などの心配もない。また災害発生時に孤立することのないよう、道路遮断や渋滞の影響を受けづらい場所に位置している。いかに自立的にサービスを提供できるか?を徹底して考え抜いて選ばれた。
建物には、積層ゴム、すべり支承、オイルダンパーなどの各種装置を組み合わせることで高い免震性能を実現。電力系統を完全に二重化するのに加えて、災害時の復旧目安となる72時間の無給油電力供給機能を備えている。

さらに、日本ユニシスとのICT基盤の相互活用に基づき、他地域のデータセンターと連携したBCP/DR(ディザスターリカバリー)対応も実現している。

画像1: 「事業継続性」「環境配慮」「セキュリティー」に最新の技術で対応

環境配慮

次世代のサーバー運用を見越したDNPは、仮想化技術の進展とともに高密度化するサーバー機器の実装に対応した高効率冷却を実現すべく、「DNP柏データセンター」のサーバー室の構造にアイルキャッピングを採用している。これは、サーバー室の吸気と排気を分離することで効率的な冷却を可能とする設計方式である。

加えて、構内冷房時の外気利用やオフィスエリアへの排熱再利用、高効率の水冷熱交換機による冷却電力削減など、環境負荷低減のための数々の工夫により、そのエネルギー効率は国内のデータセンターでは最高レベルとなるPUE1.3を達成している。

セキュリティー

データと人とモノ、こららを包括的に捉えてセキュリティー対策が施されているのが「DNP柏データセンター」の特徴だ。構内では、段階的なセキュリティーレベルに対応したゲートを設置して厳格なチェックを実施している。入退室の管理には、ICカードと生体認証の双方を用いているのに加えて、不正なモノやデータの持ち出しがないか、勤務スタッフへの金属探知機、X線検査装置によるチェックも行う。

「いかなる業界のお客さまであっても、お預かりしたデータに対する責任は必ず果たせるよう、最高のセキュリティーレベルに徹底的にこだわりました。第三者による検査も毎年実施して、このレベルを維持していきます」と斎藤氏は語る。

画像2: 「事業継続性」「環境配慮」「セキュリティー」に最新の技術で対応

ホスティングサービスを軸に多彩なサービス展開を目指す

「DNP柏データセンター」で提供するサービスの第一弾となるのが、顧客企業のICTビジネスを支援するクラウドサービスである「Media Galaxy(MG)クラウド」だ。「MGクラウド」は、利用レベルに応じて「MGクラウド共用コース」「MGクラウド専用コース」「MGクラウドキャンペーンコース」「MGクラウドIaaS」という4つのコースが用意されている。

「MGクラウド共用コース」は、クラウドサービスを複数の企業でシェアする低価格なコースとなっている。中規模程度のWebサイトやプロモーションサイトなどの利用に適したコースだ。

一方の「MGクラウド専用コース」は、自社のセキュリティーポリシーに基づいて柔軟な運用が行え、SNSサイトとの連携サービスの提供など他社サービスとの接続も可能な拡張性の高いサービスであり
「企業の多様なニーズに応じたクラウドサービスの提供が可能だと自負しています」(斎藤氏)

DNPが展開している生活者向けや企業向けの各種ICTサービスも、「DNP柏データセンター」のクラウド基盤を活用して提供していく。代表的なサービスが、電子書籍や電子チラシ、フォトブックといったものだ。

「生活者に高品質なサービスを安定的かつ低コストで運営できる環境を整えることで、新たな生活者向けサービスの開発を進めていきたい」と斎藤氏は語る。

また、スマートフォンを活用したO2O(Online to Offline)プラットフォームやICカード、ギフトカードやポイントカードの利用管理など、DNPが企業向けに提供しているASP型のBPO(Business Process Outsourcing)サービスの基盤としても活用していく構えだ。

斎藤氏は語る。「ホスティングサービスで、IT資産を持たずに済むことのメリットをお客さまに実感していただいたうえで、お客さまがやりたいことを企画の段階から相談に応じることができます。例えばある商品のキャンペーンを展開したいとお客さまから話があれば、当社の専門部隊がうかがって、イベントで配布するスクラッチカードなどの印刷物や、抽選のノウハウなど、印刷を本業としてきた企業ならではの視点も交えながら、具体的にどうすればいいのかをお客さまと一緒に考えながら提案することが多いのです。また、どのデータをどのようにデータセンターで利用すればいいか?といった初歩的なことからネット利用、臨時コールセンターの開設など、お客さまのプロモーションやマーケティングのビジネスをトータルにサポートできるのが当社の強み。そうした強みを「MGクラウド」を軸にますます広げていきます」

「DNP柏データセンター」のクラウド基盤は、日本ユニシスグループとの共同運用となっている。都内にある日本ユニシスのオフィスから、遠隔での運用管理を実施。また「DNP柏データセンター」内には、ユニアデックスのエンジニアが常駐し、「クラウド基盤運用・管理サービス」「データセンターエンジニア常駐サービス」を提供している。そして、クラウド向けのさらに洗練されたサービスを目指している。
「クラウド基盤の運用体制を両社で統合することで、コストメリットも期待できる」と有田氏は言う。

また斎藤氏は、「どちらかと言うと、日本ユニシスのクラウドサービスはインフラ的であり、当社はそこにホスティング基盤を加えたかたちとなっている。そこで、IPSやIDSを組み込んだサービスを提供するなど、両社の得意とするところを組み合わせたサービスのあり方を活発に議論しています。多様なサービスを組み合わせることで、最大限のシナジー効果を発揮できるよう目指していきます」と強調する。
ユニアデックスとしても、DNPの貴重な印刷ビジネスのノウハウと組み合わせ、ビッグデータやモバイル活用場面を想定した新しいソリューションを開発し、顧客企業のビジネス推進を積極的に支えていく構えだ。

動き出したばかりの「DNP柏データセンター」。ICTをさらなる強みとしてビッグデータ時代のビジネス戦略を描くDNPにとって、その成長を支える最重要の存在となることは間違いないだろう。

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